質量と光のソネット
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/15 00:42:01
かすかな風が 窓をたたいて
ぼくのなかの静かな時間を 呼びさます
すべての重みをもった存在は その奥底に
まばゆい光の祈りを 隠し持っているのだろうか
ぼくのなかの静かな時間を 呼びさます
すべての重みをもった存在は その奥底に
まばゆい光の祈りを 隠し持っているのだろうか
夕闇が パステルカラーの街を包むころ
机のうえで ひそやかに息づく数式
E = m c ^ 2
それは質量が 光へと還るための約束
机のうえで ひそやかに息づく数式
E = m c ^ 2
それは質量が 光へと還るための約束
あなたがぼくの名を 優しく呼んでくれるとき
小さな命は 無限のエネルギーとなって
あたたかな光の粒へと ほどけてゆく
小さな命は 無限のエネルギーとなって
あたたかな光の粒へと ほどけてゆく
消え去ってゆくものへの なつかしい郷愁のように
ぼくらはただ 光の速さのその二乗のなかで
夢を見つづける ひとつの旅人なのだ
ぼくらはただ 光の速さのその二乗のなかで
夢を見つづける ひとつの旅人なのだ

























