盂蘭盆会に寄せて 鮮やかな色彩のソナタ
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/13 08:09:07
琥珀のやうな(こはくのやうな)夕暮れのひかりが
白樺の白い幹を あかく染め
小川の水は 青い硝子を敷くやうに
うす紫の野菊の影を 映して流れる
白樺の白い幹を あかく染め
小川の水は 青い硝子を敷くやうに
うす紫の野菊の影を 映して流れる
瑠璃のやうな(るりのやうな)夜がひろがれば
ひっそりと かへつてくるなつかしい気配(けはい)よ
私はただ 黄金の風をきいてゐた
すぎて去つた日々の 甘い追憶のやうに
ひっそりと かへつてくるなつかしい気配(けはい)よ
私はただ 黄金の風をきいてゐた
すぎて去つた日々の 甘い追憶のやうに
ともる夜空に ぽつり、ぽつりと
星の粒は サファイアのやうにまたたき
野菊の露は 銀の滴のやうに
そのあたたかいひかりを 胸にうつす
星の粒は サファイアのやうにまたたき
野菊の露は 銀の滴のやうに
そのあたたかいひかりを 胸にうつす
お前はどこへ 吹きすぎてゆくのか
真珠のやうな雲を つれてゆく風よ
帰らぬ人たちの ささやきのやうな
あの静かな調べを もういちど運んでおくれ
真珠のやうな雲を つれてゆく風よ
帰らぬ人たちの ささやきのやうな
あの静かな調べを もういちど運んでおくれ

























