盂蘭盆会に寄せて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/13 08:02:50
なつかしい足音が 草をわけ
かえつてくる 青い夜の気配(けはい)に
とほい空の 遠い星の粒(つぶ)が
しづかに こぼれやまぬひかりよ
かえつてくる 青い夜の気配(けはい)に
とほい空の 遠い星の粒(つぶ)が
しづかに こぼれやまぬひかりよ
お前はどこを歩いてきたのか
水の上を 風にのる白い翼(つばさ)よ
私はただ 窓をあけてまつてゐた
過ぎ去った日々の うすい影を
水の上を 風にのる白い翼(つばさ)よ
私はただ 窓をあけてまつてゐた
過ぎ去った日々の うすい影を
草の葉に 露がおちるやうに
ひとしずくの おもひが胸にしみる
かへりこないものたちの まなざしが
あんなにやさしく またたく夜だ
ひとしずくの おもひが胸にしみる
かへりこないものたちの まなざしが
あんなにやさしく またたく夜だ
どうか静かに やすらかに
私の庭の 小さな風車(かざぐるま)よ
星の粒の そのあたたかさのなかで
もういちど 夢をみさせておくれ
私の庭の 小さな風車(かざぐるま)よ
星の粒の そのあたたかさのなかで
もういちど 夢をみさせておくれ

























