フェリペ・ガリードの散文
- カテゴリ:日記
- 2026/07/24 04:06:20
せんちゃんが、魔法のハープで男たちがみんな猫に、という
魅力的な設定を提案してくれて、
それで思い出した、昔読んだメキシコ人作家の短編。
短編っていうか掌編というか、ほとんど詩?
で、昔ブログでそれを翻訳したことがあるので、
発掘してきたよ~。
全文ここに載せちゃうね。
Felipe Garrido フェリペ・ガリード、
メキシコのハリスコで1942年9月10日生まれ。
タイトル『Dicen』は、すごく訳しにくい。
直訳すれば「~と言われている」、
意訳なら「噂では」「聞いた話では」「人が言うには」みたいな?
欲望に満ちた目で見つめてくるという。肌は浅黒く、唇は豊かで血の色だ、と。髪の毛は結わえず腰まで流れている、と。
彼女には夜に出会うという、地下鉄のホームで、ほとんど無人のどこかの駅で。すれ違うとき流し目で微かに振り返るのだ、と。空気にプリムラの香水の匂いを残して。
鮮やかな色のブラウスを着、足にぴったり貼りつくジーンズ地のズボン、そして高いヒールの靴を履いているという。
太腿を投げ出すようにして歩き、頭は高くもたげているという。踊るかのように腰をくねらせている、と。
用心していなければならないと、人はいう、歩くときまったく音を立てないから、と。けれどもたいていはやられてしまうのだ、と。彼女を追って道をゆき、彼女のあとから階段を上ってしまう、と。
外に出ると、歩みを緩めるという。薄暗い街角で立ち止まる、と。言葉を交わす必要もなく、問いかけることもなく、説明することすらない、と。
変身は痛みを伴い、瞬時に起こるという。だから、いくつかの地下鉄の駅にはあんなにもあんなにもたくさんの犬がうろついているのだ、と、悲しい目をして、未だに新しい姿になじめないままに。
すべて伝聞形で書かれてるの。これを読んだスペイン語クラスにはメトロ(地下鉄)で通ってたから、
そこに確かに犬たちがたむろしている風景も見慣れたもので、
それをこんなふうに言われると……w いやあ、ドキドキしたね(≧▽≦)
今日のコーデは猫たちいなくて残念……。
まあここに書かれてるような妖艶なコーデじゃないけどねw



























