Nicotto Town ニコッとタウン

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青い窓

ひとりが夜の暗い坂をあゆむとき
そのあしおとはただ闇に消えてゆく
けれどわたしのてのひらに灯る火は
ただひとりの孤りだけのものではなかった
世界が強いる冷たい不条理の風に
わたしが静かに「否」とつぶやくとき
とおくの窓にもおなじ青い火がともり
かなしみは分かちあう光へと変る
人はみな同じ病をわかちあふ旅人
だからこそこのつめたい風のなかで
手を取りあひひとつのうたをうたふ
孤りの夜の境界をいま超えて
わたしたちは確かにここに在るのだと
風のなかに声を響かせあひながら

#日記広場:小説/詩




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