雲のゆくえ、確率の庭 魂の数式
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/07/10 17:01:16
忘れてしまった微風のなかで
ぼくの魂は かすかにふるえている
ひとつの光が 青いガラスの窓をすぎるとき
それは波であり 同時に一粒のきらめきだった
ぼくの魂は かすかにふるえている
ひとつの光が 青いガラスの窓をすぎるとき
それは波であり 同時に一粒のきらめきだった
誰も見ていない庭のひだまりで
身をひそめる数式は ただひとつの約束
i h-bar ( d / dt ) |psi> = H |psi>魂の数式
すべては確率の雲のなかに 優しくひらかれる
身をひそめる数式は ただひとつの約束
i h-bar ( d / dt ) |psi> = H |psi>魂の数式
すべては確率の雲のなかに 優しくひらかれる
あなたがその眼差しを ぼくに向けるとき
またたく間に あいまないくつもの世界は閉じられ
たったひとつの「いま」が そこに静かに零れおちる
またたく間に あいまないくつもの世界は閉じられ
たったひとつの「いま」が そこに静かに零れおちる
それはまるで 夢のなかで摘まれた花のように
決定されたひとつの孤独が 夕闇のなかに息づく
ぼくらはけっして すべてを確かめられないまま
風の吹く場所へと ただ消えてゆくのだ
決定されたひとつの孤独が 夕闇のなかに息づく
ぼくらはけっして すべてを確かめられないまま
風の吹く場所へと ただ消えてゆくのだ

























