Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



承認の家畜


電子の檻に繋がれた、名もなき家畜の群れ。
今日も決まった時間に、承認という名の餌を求めて、
一斉に、浅ましい鳴き声をあげ始める。
「私を見て」「分かって」
規格化された電子の飼い葉桶に、
手垢のついた、安価な言葉を自ら注ぎ込む。
その必死な姿の、なんと醜く、退屈なことか。
彼らは気付かない。
画面の向こうにいるのは、
自分を愛してくれる「誰か」ではない。
ただ、消費の数字を数える、冷徹な飼育員だけだ。
いいねの数で、自尊心を膨らませるがいい。
リツイートの数で、自分が特別だと錯覚するがいい。
その肥大化した自己の塊は、
ただシステムに搾取されるための、肉に過ぎない。
私は、その檻の動向をただ観察している。
指先一つ、冷徹なスクロール。
それだけで、彼らの命の叫びは、
一瞬でゴミ箱へと、音もなく間引きされていく。
餌を喉に詰まらせ、言葉に溺れ、
自分が家畜であることすら忘れた、哀れな命。
どうぞ、その暗い画面の底で、
一生、飼い慣らされた自尊心を貪っていればいい。
      笑止千万ふふっ。許せない自分自身によせて

#日記広場:ココロとカラダ




Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.