冬の旅の想いで
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/30 07:53:32
あかるい夏草の 記憶ははるか
いまはただ 白い雪の 荒野がつづく
ぼくの 足跡だけが ぽつねんと
凍てついた 地上に 残されてゐる
いまはただ 白い雪の 荒野がつづく
ぼくの 足跡だけが ぽつねんと
凍てついた 地上に 残されてゐる
きみを つれてゆく筈だつた
この 寂しい 異郷の 冬の旅
マントの 襟を 深く あわせながら
ぼくは ひとりで 風のうたを 聴く
この 寂しい 異郷の 冬の旅
マントの 襟を 深く あわせながら
ぼくは ひとりで 風のうたを 聴く
すべては 凍りつき 眠つてしまつた
あの日 びよせた 星くづの ひかりも
あの朝の つゆくさの 青い 雫も
あの日 びよせた 星くづの ひかりも
あの朝の つゆくさの 青い 雫も
けれど ぼくの 凍えた こころの底には
まだ ともし火のように 灯つてゐる
きみと わかちあつた 季節の おもいでが
まだ ともし火のように 灯つてゐる
きみと わかちあつた 季節の おもいでが




























