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黒い糸

第一章

私の話をしようと思う、私には3年前身体の関係がある人がいた。私の感覚としては「愛している」から身体の関係があるものだと思っていた。でも良く考えてみれば昼間の時間に会った事は無かった。少し変だな、とは思っていた。でも私は彼を愛していた為にその事については気付かないフリをしていた。身体の関係は4年続いていた。何故そんなに身体の関係を続けてしまったのか…。きっと「愛していたから」だ。馬鹿だったな、と今でも思う。ある夜彼に呼ばれた私は彼の家に行く事になった。22時…いつもの時間帯。私はタクシーを呼び、彼の家へと向かった。彼の家迄は、30分程離れている場所だった。彼の家へと着いた私は彼の部屋のインターホンを鳴らした。…「おう、愛羅上がれよ、部屋空いてっから」…「うん」私は彼の部屋のドアを開け、中へと入って行った。入ってすぐに彼は私を抱き締めキスをした。…「愛羅…抱かせてくれ」そう言って彼は私をベッドへと誘った。押し倒されるが儘、私は彼を受け入れていた。首筋を舐められながら彼は…「愛してるよ…愛羅…」と服を脱がされて行った。甘く甘い時間を過ごした後、彼はベッドで煙草を吸っていた。朝まで一緒に居た事は一度も無かった。…「愛羅…俺仕事持ち帰ってんだわ、これから仕事するな」…いつもの台詞。私は…「分かった、そろそろ私帰るね」…乱雑に脱がされた服を私は一つずつ拾い、着替えていく。…「ありがとな」そう言ってくれる彼に私は愛を感じていた。…「それじゃあ、仕事頑張ってね…悠」…「おう」そう言って彼はベッドから動く事無く私は部屋から出て行った。…さて、帰ろう…私はタクシーを呼び、自分の家へと帰る事となった。…悠に愛してると言われ、身体を求められる…其れ丈で私は幸せを感じていた。翌日になると何故か虚しさを感じていたが、…悠は私に愛してるって言ってくれる…その事を思い出し、浮かれていたのかも知れない。30分程掛けて家へと戻った私はシャワーを浴びた。…明日は休みだ…ゆっくりしよう…そう思いながらシャワーから上がり、髪を乾かしスキンケアをする。…コーヒーでも飲もう…そう思い立った私はケトルに水を入れ、沸かし始めた。ケトルのお湯はあっという間に沸き、コーヒーを入れた私だ。

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