濁流のブルース
- カテゴリ:日記
- 2026/06/04 09:50:14
窓を叩きつける硝子(ガラス)の雨
街灯がひとつ、水たまりに溶ける
バーボンを煽り、煙草(タバコ)に火をつけば
くたびれたブルースが、俺の背中を撫でた
街灯がひとつ、水たまりに溶ける
バーボンを煽り、煙草(タバコ)に火をつけば
くたびれたブルースが、俺の背中を撫でた
奴は静かに、しかし確実にやってきた
風は軋(きし)み、夜の輪郭を削り取っていく
外では台風が、すべてを吹き飛ばそうと牙を剥く
だが、俺の心は微塵(みじん)も揺れちゃいない
風は軋(きし)み、夜の輪郭を削り取っていく
外では台風が、すべてを吹き飛ばそうと牙を剥く
だが、俺の心は微塵(みじん)も揺れちゃいない
ドアの鍵を確かめ、コートの襟(えり)を立てる
吹き荒れる暴風雨(あらし)の中へ踏み出す準備はいい
失うものなど、最初から何ひとつありゃしなかった
あるのは、この胸に響く泥まみれの旋律だけ
吹き荒れる暴風雨(あらし)の中へ踏み出す準備はいい
失うものなど、最初から何ひとつありゃしなかった
あるのは、この胸に響く泥まみれの旋律だけ
吹き飛ばせ、この痛みを
根こそぎ持っていけ、やり場のない苛立ち(いらだち)も
台風の目の中は、嘘のように静まり返っている
俺はそこで、最後のブルースを口ずさむ
根こそぎ持っていけ、やり場のない苛立ち(いらだち)も
台風の目の中は、嘘のように静まり返っている
俺はそこで、最後のブルースを口ずさむ
嵐が去ったあとの、冷たいアスファルトを踏みしめ
夜明けの光に、小さく煙を吐き出す
言い訳は、すべて風がさらっていった
俺はただ、次の街へと歩き出すだけさ
夜明けの光に、小さく煙を吐き出す
言い訳は、すべて風がさらっていった
俺はただ、次の街へと歩き出すだけさ


























