泥水の乾杯
- カテゴリ:ココロとカラダ
- 2026/05/25 12:13:10
傷口を見せ合い、
互いの痛みを称え合う。
その薄暗い居酒屋の片隅が、
お前たちの世界のすべてか。
互いの痛みを称え合う。
その薄暗い居酒屋の片隅が、
お前たちの世界のすべてか。
「俺たちは悪くない」
「社会が、時代が、奴らが悪い」
互いの背中をさすり合うその手は、
互いの足を引っ張り合っているだけだ。
「社会が、時代が、奴らが悪い」
互いの背中をさすり合うその手は、
互いの足を引っ張り合っているだけだ。
泥水で乾杯を繰り返しても、
渇きが癒えることはない。
ぬるま湯の地獄で、
傷が膿んでいくのを「絆」と呼ぶな。
渇きが癒えることはない。
ぬるま湯の地獄で、
傷が膿んでいくのを「絆」と呼ぶな。
慰めという名の麻薬は、
一時の痛みを忘れさせるが、
明日を生きる筋力を奪い去る。
ただの腑抜けの集まりを、
仲間と呼ぶのは、戦った者への冒涜だ。
一時の痛みを忘れさせるが、
明日を生きる筋力を奪い去る。
ただの腑抜けの集まりを、
仲間と呼ぶのは、戦った者への冒涜だ。
本当の仲間なら、
お前の傷を指差して笑え。
そして、
「さっさと立ち上がれ」と、
冷たい雨の中に突き放してみせろ。
お前の傷を指差して笑え。
そして、
「さっさと立ち上がれ」と、
冷たい雨の中に突き放してみせろ。
傷が痛むなら、
一人で耐えろ。
舐め合うための舌があるなら、
悔しさに、その唇を噛み切っておけ。
一人で耐えろ。
舐め合うための舌があるなら、
悔しさに、その唇を噛み切っておけ。
馴れ合いの夜を抜け出せ。
孤高の荒野へ戻れ。
男が本当に信じるべきは、
並んで座る愚者ではなく、
己の足元にある、冷たい現実だけだ。
孤高の荒野へ戻れ。
男が本当に信じるべきは、
並んで座る愚者ではなく、
己の足元にある、冷たい現実だけだ。


























