Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



規格外の咆哮

「和」を乱すな、と誰かが説く
その薄っぺらな正義に、胃の裏が焼けつく
同じ色に染まらなければ、異物として弾かれる
そんな窮屈な世界で、息を殺すのは御免だ
性に合わない
肩を寄せ合い、同じ夢を見るフリをすることが
奴らは傷口を寄せ合い、痛みを「共有」したつもりでいる
だが、本当の地獄は、いつだって独りで耐えるものだ
舐め合うための舌など、とっくに枯れ果てた
慰めが欲しければ、鏡の中の自分にでも言えばいい
私が求めているのは、安らぎじゃない
この魂の渇きを、飼い慣らすための静寂だ
雑踏は、無個性の塊となって押し寄せる
私はあえて、その喉元に杭を打つように歩く
馴染まない生地が、肌を擦るたびに思い出す
私を私たらしめるのは、この「不快感」なのだと
誰とも分かち合えないからこそ、私は自由だ
群れの中で死んでいく、名もなき細胞にはならない
例えこの先、世界の全てが敵に回ったとしても
俺は俺という絶望を、誰にも譲るつもりはない
雨が降り始めたが、誰も俺を呼ぶ声はしない
それでいい
この冷たさこそが、俺の性(さが)に一番よく馴染む

#日記広場:日記




Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.