風の旋律、光のパレット
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/05/09 09:44:05
萌黄色の波が 丘から丘へと あふれだし
わかくさの香りは 風の指先に ふるえている
陽炎のむこう 桃色の霞(かすみ)が たなびけば
汽車は 光の絵具で 縁どられた まぼろしのよう
わかくさの香りは 風の指先に ふるえている
陽炎のむこう 桃色の霞(かすみ)が たなびけば
汽車は 光の絵具で 縁どられた まぼろしのよう
耳をすましておくれ あの遠い 鳥の声を
それは 見えない空の どこか高い場所で
だれもいない客車のために 歌われる 午後の祝祭
ひびきあう 風のざわめきは 透きとおるチェロの音
それは 見えない空の どこか高い場所で
だれもいない客車のために 歌われる 午後の祝祭
ひびきあう 風のざわめきは 透きとおるチェロの音
かつて星屑を運んだ 銀のレエルも
いまは 花のしずくに ぬれて 淡くわらっている
ぼくらの さびしい時間は ここで 虹になるのだ
いまは 花のしずくに ぬれて 淡くわらっている
ぼくらの さびしい時間は ここで 虹になるのだ
ゆけよ 春の調べに その身を ひたしながら
萌黄と桃色の まぶしい 迷宮(ラビリンス)をぬけて
ぼくの もっとも うつくしい 沈黙のなかへ_
萌黄と桃色の まぶしい 迷宮(ラビリンス)をぬけて
ぼくの もっとも うつくしい 沈黙のなかへ_
























