微かな個人の矜持4
- カテゴリ:日記
- 2026/05/05 13:29:11
言葉はもう、砂の一粒ほどの重みも持たない。
救済」も「悟り」も、穴倉に閉じこもる臆病者の子守唄だ。
救済」も「悟り」も、穴倉に閉じこもる臆病者の子守唄だ。
背後で鳴り響く聖歌も、空虚な鐘の音も、
吹き抜ける風がすべてを砂塵へと変えていく。
振り返る必要はない。
あそこに私の居場所はない、あそこにあるのは生きた屍たちの安息だけだ。
吹き抜ける風がすべてを砂塵へと変えていく。
振り返る必要はない。
あそこに私の居場所はない、あそこにあるのは生きた屍たちの安息だけだ。
泥を啜り、血を吐き、
神が視線を逸らすほど無残なこの荒野を、
私の意志で進む。
神が視線を逸らすほど無残なこの荒野を、
私の意志で進む。
救われないことが、自由。
導かれないことが、誇り。
導かれないことが、誇り。
長い影が砂の上に伸び、
やがて夜の闇が、孤独な背中を塗りつぶしていく。
祈りの届かない地平へと、
一歩、また一歩と、自分を刻みつけて消えていく。
やがて夜の闇が、孤独な背中を塗りつぶしていく。
祈りの届かない地平へと、
一歩、また一歩と、自分を刻みつけて消えていく。
……風だけが、その後を追った。

























