自慢話の終焉
- カテゴリ:日記
- 2026/04/21 23:13:25
カウンターの端で 男が傷を数えていた
安っぽいウィスキーの氷を転がし
「俺の地獄はこんなもんじゃない」と
頼みもしない履歴書を よだれと一緒にぶちまける
安っぽいウィスキーの氷を転がし
「俺の地獄はこんなもんじゃない」と
頼みもしない履歴書を よだれと一緒にぶちまける
借金、裏切り、癒えない古傷
奴にとって 不幸は唯一のドレスコードらしい
だが 聞き飽きたレコードの針飛びのように
同じ悲劇が 夜の静寂を汚していく
奴にとって 不幸は唯一のドレスコードらしい
だが 聞き飽きたレコードの針飛びのように
同じ悲劇が 夜の静寂を汚していく
「大変だったな」
俺は口にしない言葉を 煙草の煙と一緒に吐き出した
本当の地獄を知る男は 舌を抜かれたように黙るものだ
語れる不幸は まだエンターテインメントに過ぎない
俺は口にしない言葉を 煙草の煙と一緒に吐き出した
本当の地獄を知る男は 舌を抜かれたように黙るものだ
語れる不幸は まだエンターテインメントに過ぎない
奴は自分の傷口を スポットライトで照らしたがっているが
あいにくここは 場末のバーだ
同情というチップを払うほど 俺の夜は安くない
あいにくここは 場末のバーだ
同情というチップを払うほど 俺の夜は安くない
グラスが空になった
不幸の博覧会は そこまでにしてもらおう
雨の降る街へ出るがいい
本物の絶望は 誰にも語られず
ただ静かに アスファルトに溶けていくのだから_
不幸の博覧会は そこまでにしてもらおう
雨の降る街へ出るがいい
本物の絶望は 誰にも語られず
ただ静かに アスファルトに溶けていくのだから_



























