硝煙の竪琴(ライラ)
- カテゴリ:日記
- 2026/04/20 00:10:01
真夜中の屋上で、煙草に火をつけた
灰色の煙は、4月の湿った風にすぐかき消される
空を見上げれば、こと座のベガが冷たく俺を睨んでいた
まるで、かつて愛した女の瞳のようにな
灰色の煙は、4月の湿った風にすぐかき消される
空を見上げれば、こと座のベガが冷たく俺を睨んでいた
まるで、かつて愛した女の瞳のようにな
誰かが言った
流れ星に三度願えば、望みは叶うと
だが、あいつらは願いを聞くために落ちてくるんじゃない
ただ、重力という名の非情な掟に従っているだけだ
流れ星に三度願えば、望みは叶うと
だが、あいつらは願いを聞くために落ちてくるんじゃない
ただ、重力という名の非情な掟に従っているだけだ
一筋、青白い火花が闇を切り裂く
「こと座流星群」
気取った名前がついているが、正体はただの燃えカスだ
大気圏という名の現実に激突し
摩擦熱に焼かれながら、断末魔の光を放つ
「こと座流星群」
気取った名前がついているが、正体はただの燃えカスだ
大気圏という名の現実に激突し
摩擦熱に焼かれながら、断末魔の光を放つ
願い事をする暇なんて、ありゃしない
まばたき一つ、引き金を引く間の一瞬
その刹那に命を燃やし尽くす潔さは
泥沼の地上を這いずる俺たちへの、皮肉な手向けか
まばたき一つ、引き金を引く間の一瞬
その刹那に命を燃やし尽くす潔さは
泥沼の地上を這いずる俺たちへの、皮肉な手向けか
グラスに残ったバーボンを飲み干す
氷がカランと、孤独な音を立てた
次の流星が流れる頃、俺はここを去る
未練も、願いも、この闇に置いていくさ
氷がカランと、孤独な音を立てた
次の流星が流れる頃、俺はここを去る
未練も、願いも、この闇に置いていくさ
あばよ、星屑ども
お前らの死に様、悪くはなかったぜ_
お前らの死に様、悪くはなかったぜ_



























