嘘の陰影
- カテゴリ:自作小説
- 2026/04/18 11:58:29
第十八章
佑真との甘い時間が終わった後…「優美、大好きだ…」そう言ってキスをした後に彼はすっかりと眠りに付いていた。…今日は元奥さんに会って疲れてしまったんだろう…私は彼の髪を梳かし上げる様に触っていた。…「佑真…頑張ったね…」そう呟いて寝てしまっている彼にキスをした。…明日…元奥さんに会う…私は怒り狂ってしまうのだろうか…分からない事だけど…凄い嫌だな…そんな事を思いながら、…少し煙草吸おう…そう思った私はベッドから出てキッチンへと向かった。換気扇を回し、煙草へと火を点けた。…佑真、今日しんどかっただろうな…何となしに考えに耽りつつ煙草をふかし続けていた私だ。明日…元奥さんに会う…煙草をふかしつつ段々と苛立ちを覚え始めた私は…落ち着こう…煙草を深く吸い込み肺へと入れ暫くしてゆっくりと吐き出した。…少し落ち着こう…そう思った私は白湯を飲もうと思いケトルに水を入れ沸かし始めた。…元奥さんは佑真とどうなりたいと思っているのだろう…色々な思考が巡る。やり直したいのだろうけれど…そんなの許せるわけない…佑真を散々な目に会わせておいて…今更そんな…私はまた煙草に火を点けた。…佑真は私を元奥さんに紹介したいと言っていた。…きっと諦めてくれる様にだろう…私に出来る事をしよう…そう思う迄に大した時間は掛からなかった。ケトルのお湯も沸き、私は白湯を入れた。白湯は私の身体を温めてくれた。…少しだけホッとしたような気持にさえしてくれる。
…大丈夫…私は私に言い聞かせる様に白湯をゆっくりと飲み干した。…よし、明日…元奥さんと会う…ほんの少しだけ気合いを入れつつ、そろそろ寝よう…と私はベッドへと戻る事にした。佑真はぐっすりと眠っていた。そんな彼を起こさない様にベッドへと潜り込み、彼の腕の中へと私は入った。眠りつつも彼は私を抱き締めてくれ、…「…優美…」と寝言を言っていた。…「明日…頑張ろうね…佑真…」と私は小さく呟き彼をそっと抱き締めて眠りへと落ちて行った。時刻は2時を少し廻った所だった。



























やっとホッとしました
大人の時間 すてきですね
不安や緊張は残るものの 信頼できる相手と一緒なら乗り越えられると信じていたい
紫月さん春いかがお過ごしでしょうか
書いてくださってありがとうございます
無理せずゆっくりなさってくださいね