蒼い呼び声
- カテゴリ:人生
- 2026/03/10 13:53:38
月光が、古い傷痕をなぞる
20年という名の檻の中で
俺はすっかり、ただの飼い犬になり果てていた
名前を捨て、牙を隠し
穏やかな死を待つだけの、ただの影として
20年という名の檻の中で
俺はすっかり、ただの飼い犬になり果てていた
名前を捨て、牙を隠し
穏やかな死を待つだけの、ただの影として
だが、この手紙を書き終えたとき
肺の奥で、眠っていたはずの獣が目を覚ました
静かに、だが確実に
氷点下の血が、再び熱を帯びて巡りだす
肺の奥で、眠っていたはずの獣が目を覚ました
静かに、だが確実に
氷点下の血が、再び熱を帯びて巡りだす
街の雑踏に紛れていても
俺の鼻は、まだ事実と裏切りの匂いを嗅ぎ分ける
鈍った爪を研ぐ必要はない
一度覚えた獲物の喉元の味は
魂が忘れちゃいないからな
俺の鼻は、まだ事実と裏切りの匂いを嗅ぎ分ける
鈍った爪を研ぐ必要はない
一度覚えた獲物の喉元の味は
魂が忘れちゃいないからな
俺を「死人」だと思った奴らには
そのまま夢を見させておくがいい
狼は吠えない
ただ、影を切り裂いて戻るだけだ_
そのまま夢を見させておくがいい
狼は吠えない
ただ、影を切り裂いて戻るだけだ_
























