オカピについて⑦
- カテゴリ:日記
- 2026/03/08 13:37:43
♢オカピに会える2つの動物園
ここからは、オカピを飼育展示している動物園を紹介します。2024年10月現在、各動物園にいる個体を名前や生年月日などを含めてチェックしましょう。
・よこはま動物園ズーラシア
日本におけるオカピ飼育展示のパイオニアがココ。1997年から飼育展示をスタートし5頭の繁殖にも成功しています。「アフリカの熱帯雨林」ゾーンで、オス2頭、メス2頭の計4頭を飼育展示しています。2024年7月に生まれた“フラハ”とお母さんの“ララ”。
メスの“フラハ”は好奇心旺盛で、お父さんの“バカーリ”に似てお尻の縞模様が細かいんです。愛称は来園者による投票により決定。スワヒリ語で“幸福”という意味です。
●ホダーリ
性別:オス
生年月日:2001年6月21日
生まれた場所:アメリカ
若い頃は木の壁に穴をあけるほど激しい一面もありましたが、20歳を超え、性格もおっとりしてきました。
鼻先に白い模様があるのが“ホダーリ”の特徴。
●ララ
性別:メス
生年月日:2014年12月10日
生まれた場所:よこはま動物園ズーラシア
メスにしては小柄で顔も小さいため大きな耳が目立ちます。
母親が眠りながら出産したため、スワヒリ語で“眠る”という意味の“ララ”という名前に。
●バカーリ
性別:オス
生年月日:2015年9月24日
生まれた場所:アメリカ
“バカーリ”とは、スワヒリ語で“有望”の意味です。
小柄ですが好奇心旺盛な“バカーリ”。2020年に恩賜上野動物園からやって来ました。
問合先 045-959-1000
住所 神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1 Googleマップ
料金 【入園料】大人800円/高校生300円(土曜は無料)/小・中学生200円(土曜は無料)/未就学児無料
・横浜市立金沢動物園
「アフリカ区」で見られるオカピは1頭。日本で最初に飼育展示された“キィァンガ”が、2012年より、よこはま動物園ズーラシアから横浜市立金沢動物園に移動して10年を超え、もう高齢ではありますが(日本のオカピの最高齢更新中!)まだまだ元気。日本のオカピ界の重鎮“キィァンガ”には、長生きしてほしいと応援したくなりますね。
●キィァンガ
性別:オス
生年月日:1996年5月7日
生まれた場所:アメリカ
美しいビロードのような皮膚と模様に、森の緑がよく合います。
飼育員さんに耳かきしてもらったり、顔や首をかいてもらうのが大好きだそうです。
問合先 045-783-9100
住所 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東5-15-1 Googleマップ
料金 【入園料】大人500円/高校生300円(土曜は無料)/小・中学生200円(土曜は無料)/未就学児無料
オカピが見られるのは日本で横浜だけなんです。その美しい縞模様やカラダの特徴などを2つの園でチェックしてみてください。特に“キィァンガ”は、オカピの日本最高齢をいつまでも更新してくれることを願っています。
〈オカピについて⑥〉
オカピとは?日本の動物園でも見れる生きた化石【絶滅動物シリーズ】
ちょっと変わった動物、オカピをご存知でしょうか。 オカピは、キリンのような、シマウマのような、ちょっと変わった姿をしています。不思議な魅力を持つオカピですが、絶滅の恐れがあると言われています。 オカピに何が起こってしまったのでしょうか。
♢生きた化石「オカピ」とは
オカピは、偶蹄目(ぐうていもく)キリン科オカピ属の哺乳類です。 その姿は馬のようですが、手足はシマウマのような白と黒の横縞模様で、頭部はキリンのようにも見えるのが、オカピの特徴です。
足の縞模様が美しいことから、森の貴婦人とも言われるように、最初はシマウマの仲間であると考えられていました。 しかし、シマウマのような奇蹄目(きていもく)の特徴よりも、偶蹄目としての特徴が見られたことから、後々にキリンの仲間であることがわかっています。
また、この不思議な見た目もあってか、世界三大珍獣の一つにも数えられ、昔からその姿を変えていないことから、生きた化石とも言われます。
そんなオカピの生息地は、アフリカの中部に位置する、コンゴ民主共和国です。 森林や草原で暮らし、長い首と舌を使って、トウネズミモチなどの植物を餌とします。 以前はウガンダにも生息していましたが、既に絶滅してしまいました。
♢絶滅が懸念されるオカピ
コンゴでは野生のオカピが確認できますが、その数は減少傾向にあります。原因はコンゴの内戦や環境破壊です。
コンゴは金や銅の採掘が有名であることから、地下資源をめぐって内戦が行われてきました。 内戦はオカピにとって、その個体数を減らすことになる要因。 内戦に追われた人々がオカピの生息地に住み込むことで、彼らの居場所を奪ってしまうのです。
また携帯電話に必要な金属も、コンゴでは盛んに発掘されています。 この発掘作業もオカピの生息地を減らしてしまう原因となっています。
このような人間による環境破壊がオカピを絶滅まで追いやろうとしているのです。 他にも、オカピの肉や毛皮を狙う密猟の存在も指摘されています。
♢オカピがいる日本の動物園は?
このように貴重な動物であるオカピですが、日本の動物園でも見られます。 オカピがいる日本の動物園は以下の通りです。
よこはま動物園ズーラシア
横浜市立金沢動物園
上野動物園
しかし、2019年の2月、上野動物園で飼育されていたオカピの一匹が、腸閉塞によって死んでしまいました。 2019年現在、上野動物園には1匹のオスのオカピを残すのみです。 オカピが死んでしまうことは、貴重な種を一つ失ってしまった、と言えるでしょう。また、オカピは神経質な動物としても知られています。 もし、これらの動物園でオカピを見る機会があれば、できるだけ静かに見ることを忘れないでください。
♢種を失わないためにも
この世界には、様々な動物がいて、中には貴重なものもいます。 生態系は絶妙なバランスによって保たれているため、どのような生き物が、どのように環境を支えているか、わからないことがあります。
そのため、オカピのような珍しい動物が失われてしまったことで、環境に大きな変化が起こってしまうかもしれません。 失われた種によっては人間にとっても大きな損害となる恐れもあります。
私たちはそのようなことが起こらないよう、できる限り種を守って行かねばなりません。 生態系に悪い影響を与えないよう、ぜひ環境への配慮を忘れない暮らしを心がけてくださいね。
























