涙壺III. 骨董店にて
- カテゴリ:日記
- 2026/03/05 14:39:26
埃をかぶった棚の隅。
1600年代、有田の泪壺。
ひび割れた表面に、誰かの悲しみが溜まっている。
1600年代、有田の泪壺。
ひび割れた表面に、誰かの悲しみが溜まっている。
店主は、「いい涙が入ってますぜ」と言った。
俺は二つ、手に取った。
一つは昨日のため。
もう一つは、まだ見ぬ明日、お前と別れる時のため。
俺は二つ、手に取った。
一つは昨日のため。
もう一つは、まだ見ぬ明日、お前と別れる時のため。
会計は、俺の孤独で支払う。
お釣りは、結構だ_
お釣りは、結構だ_

























