凍る獅子 スノームーンとレグルス
- カテゴリ:日記
- 2026/02/23 10:13:21
バーボンのグラスに残った氷が、
二月の夜の深さを物語っている。
街の騒音は、白く降り積もった雪に吸い込まれた。
静寂、それだけがここにある。
二月の夜の深さを物語っている。
街の騒音は、白く降り積もった雪に吸い込まれた。
静寂、それだけがここにある。
窓の外にはスノームーン。
街を支配する、白く冷酷な満月。
誰の情にも染まらぬ、純白の裏切り者。
街を支配する、白く冷酷な満月。
誰の情にも染まらぬ、純白の裏切り者。
そのすぐそばで、
レグルスが小さく青白くまたたいている。
獅子の心臓、孤独な王の星。
スノームーンの光に飲み込まれそうで、
決して消えない、ちっぽけなプライド。
レグルスが小さく青白くまたたいている。
獅子の心臓、孤独な王の星。
スノームーンの光に飲み込まれそうで、
決して消えない、ちっぽけなプライド。
「いい夜だ」
誰に言うでもなく呟き、
俺は最後の一口を飲み干した。
向こう側(アウト)へ行くには、
まだ少しだけ、この孤独が足りない。
俺は最後の一口を飲み干した。
向こう側(アウト)へ行くには、
まだ少しだけ、この孤独が足りない。
冷たい月と、青い星。
今夜、この街のルールを決めるのは、
俺じゃない。
俺たちだ。
今夜、この街のルールを決めるのは、
俺じゃない。
俺たちだ。
凍てつく夜の帳が、街の汚れを覆い隠す。
国立天文台が告げる今夜の主役は、冷徹な光を放つスノームーンだ。
中空で牙を剥くのは、しし座の心臓、レグルス。
中空で牙を剥くのは、しし座の心臓、レグルス。
「王の星」と、孤独な「雪月」。
両者の距離が近づくとき、夜は静寂という名の弾丸を装填する。
両者の距離が近づくとき、夜は静寂という名の弾丸を装填する。
バーボンの琥珀色が、窓の外の銀世界と衝突した。
レグルスの青白い輝きは、都会のネオンよりも鋭く、
スノームーンの白い円環は、誰の言い訳も聞き入れないほどに無垢だ。
レグルスの青白い輝きは、都会のネオンよりも鋭く、
スノームーンの白い円環は、誰の言い訳も聞き入れないほどに無垢だ。
奴らは天高くで、この街の硝煙を鼻で笑っている。
俺はグラスに残った氷を回し、わずかな熱を飲み干した。
俺はグラスに残った氷を回し、わずかな熱を飲み干した。
夜明けまで、あと数時間。
この冷たい邂逅を、誰にも邪魔させるつもりはない。
この冷たい邂逅を、誰にも邪魔させるつもりはない。
2月2日 月深夜から3日 火の未明


























