終幕のステップ
- カテゴリ:日記
- 2026/02/13 22:34:12
石畳を叩く靴音が
深夜の路地裏に、規則正しく響き渡る
それは、誰にも届かない
俺だけのレクイエムだ
深夜の路地裏に、規則正しく響き渡る
それは、誰にも届かない
俺だけのレクイエムだ
振り返れば、ガス灯の影が長く伸び
追いかけてくる過去を、静かに引き離していく
一歩ごとに、おまえの記憶を
この冷たい地面に、刻み捨ててきたつもりだった
追いかけてくる過去を、静かに引き離していく
一歩ごとに、おまえの記憶を
この冷たい地面に、刻み捨ててきたつもりだった
不意に吹き抜けた夜風が
喉元の熱を、容赦なく奪い去る
俺は無意識に、トレンチコートの襟を立てた
それが、世界との間に引ける
たった一枚の、薄い境界線だから
喉元の熱を、容赦なく奪い去る
俺は無意識に、トレンチコートの襟を立てた
それが、世界との間に引ける
たった一枚の、薄い境界線だから
バーバリーのトレンチの襟を立てたところで
心の隙間風までは、防げやしない
だが、そうすることでしか
守れないプライドが、この歳になればある
心の隙間風までは、防げやしない
だが、そうすることでしか
守れないプライドが、この歳になればある
雨に濡れた靴先が、鈍く光る
もう、目的地なんてどこにもない
ただ、この靴音が止まないうちに
夜の深淵へと、深く沈んでいくだけだ
もう、目的地なんてどこにもない
ただ、この靴音が止まないうちに
夜の深淵へと、深く沈んでいくだけだ
サヨナラは、口にしない
石畳を叩く最後の一音が
その代わりをしてくれるはずだから
石畳を叩く最後の一音が
その代わりをしてくれるはずだから
























