嘘の陰影
- カテゴリ:自作小説
- 2026/02/13 01:23:23
第十四章
自分の部屋へと戻り、洗顔、歯磨きを済ませスキンケアをしていた所で佑真からラインが何件も来ていた。…どうしたんだろ…?携帯を見てみると、…「優美、どこ行ったんだよ」…「戻って来るか?」…「なぁ、不安だ」…「戻って来てくれ、頼む」私は彼を不安にさせてしまったのだと理解した。元お嫁さんのせいだ、きっと…。私は直ぐに彼へと返事をした。…「佑真、おはよ、大丈夫今自分の部屋で洗顔とか済ませてただけだよ、安心して」…「直ぐ戻るから、ね?」…「スキンケアしたら戻るよ、少し待ってて」そう送ると、彼は安心してくれた様に…「良かった…待ってっからなるだけ早く戻ってくれ、頼むな?」…「うん、分かった」そう連絡をし、スキンケアの続きをした私だ。…後は美容液とクリームだけだ。…佑真があんなに取り乱すとは思っていなかった私は、…佑真、きっとトラウマになってるのかもしれないと思った私だ。…元お嫁さんが居なかった時間が長かったから、不安になってるのかも知れないな…昨日は普通に笑ってたけど、相当辛かったんだろうな、きっと…私はスキンケアをパパっと済ませ、彼の部屋へと向かうべく自分の部屋を後にした。彼の部屋のチャイムを鳴らし、すぐさま出て来た彼は私を抱き締めていた。…「優美…何処行ったかと思った…」…「ごめんね、佑真起きて来そうになかったから勝手に一旦自分の部屋に戻ってたの」…「そっか…そうだよな…」私は彼の頭を撫で髪の毛に指を滑らせた。…「さ、一旦入ろう?」と彼へと伝えると…「うん」そう答えた彼がいた。…「佑真?私と離れるの不安過ぎる?」と私は彼へと聞いてみた。…「うん、すげー不安かもしんねぇ…」…「そっか…一緒の部屋だったらきっと安心するよね…」…「そう…だな…」…「私ね、ここのオーナーさんと凄く仲良くさせて貰ってるのね?少し頼んでみるよ」…「マジ?部屋一緒に出来るんか?」…「分からないけど、佑真の部屋に一緒に住めるか相談してみるね」…「ありがとな…そうなれると有難てぇんだけど…」…「今ちょっとオーナーさんに連絡してみようか…」…「そうしてくれると助かるわ」…「うん、ちょっと連絡取ってみるね」…「さんきゅ」私はすぐさまオーナーへと連絡を取り、部屋の移動をお願いしてみる事にした。…「あ、もしもしオーナーさん…少し相談なんですけど…」暫くオーナーさんと電話している間に彼は煙草をふかしはじめた。オーナーとの電話が終わった後、…「佑真、良いってオーナーさん言ってくれたよ」…「マジ?すげー嬉しい」…「取り敢えず、一週間で私の部屋の物を佑真の部屋に移動しよ」…「分かった」…彼との同棲生活が始まる事となった。…「佑真の部屋は大きい家電あんまりない気がするけど、もう買ったの?」…「洗濯機だけだな」…「それじゃあ、私が持ってる家電たちも移動しよう、ね?」…「うん、さんきゅ」…「優美、離れないでくれ…」彼はそう言って私を抱き締め、そっとキスをした。…「うん」私は答えながらに彼を優しく抱き締め返していた。
























