春を待つ
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/01/29 23:40:12
音もなく静けさが落ちてくる
透明な冷たさに体が包み込まれる
私は公園の細い木の枝を手にした
そこには目を閉じたままの蕾が眠っていた
空を見ていた
独りで
きっと春はどこかで眠っている
そう思いながら再び枝を引き寄せた
指を話すと冷たい空気の中に弾けた
弱い冬の日差しをひっかきながら
それでも蕾は静かに眠り続けている
私は春を待つ
どこからともなく蕾の歌声が聴こえてくるまで
私は春を待つ
蝶が優雅に花の周りを舞う姿を思い浮かべながら
私は春を待つ




























厳しい季節を過ごすほど、春は優しく感じますね♪︎きっと…