アンコウ
- カテゴリ:グルメ
- 2025/12/31 16:44:44
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こんにちは!九州から関東は晴れる所が多い。
冬型の気圧配置の影響で北陸や北日本は雪で、強い寒気が流れ込み大雪になる所も。
沖縄は雨のち曇り。
【アンコウ】 鮟鱇 華臍魚 Lophiomus setigerus(Vahl,1797)
anglerfish
monkfish
goosefish
frogfish
sea devil
Blackmouth angler
Broadhead Goosefish
☆アンコウ目アンコウ亜目アンコウ科アンコウ属に分類される、
魚の日本語における総称です。
<概要>
〇アンコウ
本種は正式な和名で「アンコウ」ですが、
一般にアンコウといえば本種ではなく、
アンコウ科の「キアンコウ」を指すことが多いです。
アンコウの仲間は非常に多くの種類がいますが、
日本で食用とされているのは本種のアンコウとキアンコウの2種で、
「キアンコウ」をホンアンコウ、「アンコウ」はクツあんこうと呼ばれています。
@アンコウの仲間
アンコウの仲間は、分類のどこまで含めるかで数が大きく変わります。
★アンコウ科(Lophiidae)の仲間
アンコウ科には、4属25種が知られています。
・アンコウ属(Lophiomus)
・キアンコウ属(Lophius)
・ヒメアンコウ属(Lophiodes)
・ダルマアンコウ属(Sladehia)
日本産は、そのうち3属9種とされています。
☆アンコウ目(Lophiiformes)全体の仲間
アンコウ目全体まで広げますと、仲間は一気に増えます。
18科72属358種が発見されているとされています。
■アンコウ目の主な代表種
◇代表的なグループと種
△アンコウ亜目(Lophioidei)
・アンコウ(Lophiomus setigerus)
▼キアンコウ(Lophius Litulon)
食用として有名で、海底でじっとして獲物を待つタイプです。
△カエルアンコウ亜目(Antennarioidei)
▼イロカエルアンコウ(Antennarius pictus)
擬態(ぎたい)の名人で、
珊瑚や岩にそっくりの姿で獲物を待ち伏せします。
△チョウチンアンコウ亜目(Ceratioidei)
▼チョウチンアンコウ類(複数種)
深海の象徴で、
発光バクテリアを使用して光る、エスカで獲物を誘います。
●エスカ(esca)
頭の上に伸びた釣り竿の先端にある、
発光する疑似餌(ルアー)のことです。
エスカとは、背鰭の一部が変化した器官(イリシウム)の、
先端にある膨らみです。
これは光を発する疑似餌として機能をしまして、
種類によって形が異なりまして、
フサフサしたものや棒状のもの等、多様なものがあります。
エスカが光る仕組みについてですが、
エスカ内部には、発光するバクテリアの培養室がありまして、
そのバクテリアが光を放ちます。
そして、アンコウ自身は光を作れず、
共生バクテリアの発光を利用しています。
エスカの役割は、獲物を誘(おび)き寄せるルアーで、
小魚やエビの動きに似せて揺らします。
又、強い光で獲物を驚かせることもあります。
種によっては、
発光物質を噴射して、身を守る例もあります。
つまりエスカは、チョウチンアンコウが深海生き抜く為の、
高性能な光る釣り餌で、暗闇の中で獲物を引き寄せ、
一瞬で捕食する為の重要な武器です。
△フサアンコウ亜目(Ogcocephaloidei)
▼アカグツ等
平たい体で海底を歩くように移動する、ユニークな魚です。
◇アンコウ目の特徴
▲釣り竿のような誘因突起(イシリウム)
・背鰭の棘が変形した器官で、
先端の擬餌状体(エスカ)を動かして獲物を誘います。
・チョウチンアンコウではここが光ります。
△世界中の海に広く分布
・北極から南極まで、ほぼ全海域に生息しています。
・多くは水深200m以深の深海に棲息しています。
▲生活様式の違い
▽底生魚(海底で生活)
・アンコウ
・カエルアンコウ
・フサアンコウ
これら等が海底で生活しています。
▼漂泳魚(中層を漂う)
チョウチンアンコウ類が棲息しています。
△大きな頭と巨大な口
アンコウ科では特に顕著(けんちょ)で、
獲物を丸呑みにする為の構造をしています。
▲発光する種が多い
深海のチョウチンアンコウ類は、
発光バクテリアを利用して、光を出します。
@アンコウとキアンコウの主な違い
☆分類の違い
■アンコウ属
近年新種が追加されまして、計5種になりました。
□キアンコウ属
世界に7種程です。
★見た目の違い
□口の中の色
・アンコウ :白い斑点があります。
・キアンコウ:真っ白で斑点がありません。
これは現場でも良く使用される、確実な見分け方ポイントです。
■上膊棘(じょうはくきょく)の本数
・アンコウ :複数本です。
・キアンコウ:1本です。
□体の大きさ
・アンコウ :約70cmです。
・キアンコウ:1m以上になることも多いです。
@生態
アンコウは、キアンコウと生態や分布がほぼ同じと考えられまして、
太平洋北西部沿岸及び日本海から東シナ海、黄海の沿岸等に分布しまして、
日本では北海道から九州にかけての日本海側、
太平洋側ともに広く漁獲されています。
そして、水深約600までの深海で、
主に砂泥底を発達した胸鰭と腹鰭を使用して、這うように移動しまして、
底生魚や甲殻類等を捕食して生息しています。
@体形
キアンコウと同じように著しく縦扁(じゅうへん)しまして、
上から踏み潰されたような形で、
口も大きく、上下に鋭い歯が並んでいます。
@胸鰭
腕のように発達しまして、
その付け根の脇辺りに鰓(えら)からの排水口が開いています。
問題 アンコウの皮膚は粘液で覆われている理由についてですが、
〇〇に入る言葉を教えてください。
〇「皮にぬめりがある」為、俎板(まないた)の上で滑って扱いにくい
・身体を乾燥から守る為です。
・〇〇や寄生虫から皮膚を保護しています。
・海底での摩擦を軽減しています。
1、頭足類
2、腹足綱(ふくそくこう)
3、外敵
ヒント・・・〇トラフグ
市場魚介類図鑑の記述には、
トラフグにかじられたアンコウの話が登場していて、
実際にアンコウが他の肉食魚に襲われる例が示されています。
お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る言葉をよろしくお願いします。






























