重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/12/23 19:36:46
【ホープフルS】暮れの中山で行われる小回り2000m戦はまだ体力のない2歳馬にとってはかなりタフ。前半から流れても前半スローからのロンスパ戦でも上がりはそれなりにかかってズブズブの差し決着になることも多かったけど、GⅠ昇格に伴ってレベルが上がったのと近年馬場が軽くなってきたのもあってか以前よりは前が残ることが多く、差して好走した馬も外からズドンというよりはある程度コーナーでのロスを抑えたケースが目立つ印象。とはいえ33秒台みたいな上がりの速いレースにはならへんからね。スタミナや持続力が求められるのには違いない。血統ではダンチヒやヌレイエフ≒サドラーズウェルズらノーザンダンサーの血やロベルトあたりが目立つ。
アンドゥーリルは前走のアイビーSはスローを2番手からの展開有利で勝ち時計は翌日の3歳以上1勝Cより0秒9遅かった。展開はあるにしても特筆するほどではないかな。個人的にはミドルペースのマイル戦を差し切った未勝利戦の方が好印象で、そういうレースで強かったことやスタートの速さ、少し掛かる面なんか見ると距離延長はプラスにはならへんような気がするんよね。ラヴェニューは新馬戦は前半はスローやったけど後半5Fロンスパ戦で勝ち時計・ラップ共にこの世代の新馬戦としては最上位級で相当強い可能性はある。加速の感じを見るとスパッと斬れるというよりは長く脚を使うタイプで小回りに問題さえなければ中山替わりは問題なさそう。ただ1つ気になるのはロードカナロア産駒で母父デピュティミニスター系となると血統面からはスタミナの裏付けには乏しいことかな。ショウナンガルフは新馬戦、札幌2歳Sと強い勝ち方に見えるけどスローやったとはいえ勝ち時計は平凡。単に相手が弱かっただけかもしれんけど人気馬に本命打つなら数字の裏付けは欲しいところ。母系はGⅠ向きの底力に欠けるし気性面の難しさも出やすい一族やからね。バドリナートは萩Sは稍重やったことを考えれば時計はまずまずで、同じ内回りの2000m戦やった未勝利戦も悪くない。2戦ともラスト1F0秒1しか落としてへんことや上がり勝負になった新馬戦で差されたのを見ると持続力タイプと見て良さそう。コントレイル産駒はイメージしてたより斬れへん感じで先行力や持続力に長けた馬が多いしね。ジャスティンビスタは京都2歳Sは人気馬がまともに走れへんかったことでレースレベルが微妙やった印象で押さえまでかなと。穴っぽいところではまずアーレムアレス。前走黄菊賞はスローの前残りを差し損ねて2着。札幌2歳Sもスローを後ろからの展開不利に加えレースの1番早いポイントで押し上げるクソ騎乗と情状酌量の余地はある内容。新馬戦で下した相手は複数勝ち上がってるように馬自体に力はある。出来れば騎手は変えてほしかった。最後にテーオーアルアイン。千四を走った2戦は距離不足として3戦目の千八の未勝利戦はスローの前残りを差して捕まえ切れず。4戦目は締まった流れを積極的に運んで好時計で完勝。これも持続力タイプ。


























