アカザ
- カテゴリ:美容/健康
- 2025/12/11 17:13:42
ニコットおみくじ(2025-12-11の運勢)
こんにちは!低気圧の影響で、日本海側を中心に全国的に雨や雷雨の所が多い。
関東は晴れる。
北海道は雪。
沖縄は雨で、夜は曇り。
気温は11月中旬から下旬並み。
【アカザ】 藜 Chenopodium album L. var.centrorubrum Makino
Fat Hen
Lamb’s Quarters
Goosefoot
☆アカザは、ヒユ科アカザ属の一年草です。
<概要>
〇アカザ
@双子葉(そうしよう)植物
アカザは、日本全国の畑や荒れ地で見られる双子葉植物です。
花を咲かせ、種を残して枯れる1年草です。
草木から木に変わることから、低木としても分類されます。
ヒユ科に分類され、種類は1400~1500種あります。
双子葉植物とは、発芽する時に2枚の子葉(しよう)が出る植物のことです。
又、単子葉(たんしよう)植物と区別されます。
*単子葉植物・・・子葉が1枚
★双子葉植物の特徴
□子葉が2枚
種子から芽が出る時、最初に2枚の子葉が展開します。
■葉脈が網状脈
葉の脈が網目状に広がるのが特徴で、単子葉植物は平行脈です。
□根の構造
主根(太い茎)があり、そこから側根が分かれて伸びます。
そして、単子葉植物は髭根が多いです。
■茎の維管束(いかんそく)
茎の中の維管束が輪状に並び、
成長しますと、木のように太くなるものもあります。
□花の構造
花弁や雄蕊、雌蕊の数が2又は5の倍数になることが多いです。
★双子葉植物の例
・アサガオ ・ヒマワリ
・ダイズ ・ナス
・タンポポ
いずれも発芽時に、2枚の子葉が出ます。
@基本情報
☆和名
赤座、阿加佐です。
★生薬名
藜(レイ)
□原植物
インドや中国原産のアカザは、
荒地や道端に自生するアカザ科の一年草です。
アカザの他にシロザと呼ばれるものがあり、
一般に葉に白い粉が着く点や若い葉の芯が白色等により、
アカザと識別されます。
◆茎
直立していまして、大きい物は1mを超します。
幹が軽くて強い為に杖にも利用されました。
◇栄養価
栄養価はホウレンソウを凌(しの)ぐといわれています。
◆生薬
生薬はこの葉を用いまして、藜葉(れいよう)とも呼びます。
新芽や若い葉は紅色がかっている為、アカザの名があります。
□利用
茎と葉を乾燥して、かつてはよく食用にされました。
・お浸し ・胡麻和え
このようにして、食します。
歴史上、穀物とともに煮炊きしてすることが多かったです。
塗布(とふ)でも使用されまして、
古典を紐解くと、2先年以上の使用歴史があります。
■成分
・ロイシン ・ベタイン
・ビタミンA ・ビタミンB
・ビタミンC
これら等があります。
□応用
アカザは秋になりますと、木質化しまして、
強くなりますので、老人の杖としても利用され、
中風(ちゅうふう)に良いという言い伝えがあります。
◆中風
現在では主に「脳卒中(脳血管障害)」の後遺症を指す言葉で・・・
・半身不随 ・片麻痺
・言語障害 ・手足の痺(しび)れ
これら等の症状を含みます。
△現代医学的な意味
▼脳卒中
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血等の後遺症として、
現れる症状を指します。
又、半身不随や片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺等が典型的です。
△古い医学用語としての中風
▼中国医学
「風邪(ふうじゃ)」にあたる病気を指しまして、
外からの悪い風が体に入り、病を起こすと考えられていました。
▽江戸時代の医学書「病名彙解(びょうめいいかい)」
・真中風:悪い風にあたる病
・類中風:暑さや食べ物にあたる病(熱中症や食中毒に近い)
・卒中風:突然昏倒(こんとう)する病(現代の脳卒中に相当)
このように分類されています。
▲俗称
中気や卒中、よいよい等とも呼ばれまして、
特に高齢者に多い病として、恐れられてきました。
◇症状と特徴
・顔の片側が歪(ゆが)む ・片腕や片足の麻痺
・言葉が出にくい、縺(もつ)れる ・強い頭痛や嘔吐を伴う場合もある
これらは現代の脳卒中の典型的な症状でありまして、
早急な医療機関での受診が必要です。
◆注意点
・中風は昔の言葉ですが、
現代では「の卒中の後遺症」を意味することが多いです。
・脳卒中は日本人の死亡要因の上位でありまして、
寝たきりの原因第1位ともされています。
・高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙等、生活習慣病がリスク要因です。
◇中屋彦十郎薬舗株式会社 さん
本社・薬局/通信販売
住所 :石川県金沢市片町1丁目1-29
電話番号:076-231-1301
▲アカザ(茎と葉) 日本 寸切 500g
(税込価格)2160円
@原産地
アカザの原産国はインドで、古くは中国経由で日本へ伝わりました。
薬草としての側面から、生薬として用いられまして、
平安時代の書物にアカザの名が残されています。
又、古い遺構の土にアカザの種が含まれていることから、
食用としても重宝されていたことが窺(うかが)えます。
@学名の意味
アカザの学名のchenopodiumは、
ギリシア語でchen=ガチョウ、podion=小さい足を意味しています。
葉の形がガチョウの足に似ていることからこの名前が付きました。
@英名の意味
英名のFat henは、
丸々とした雌の鶏という意味で、鶏の餌としても利用されています。
丸々とした鶏という言葉が付くことから、
栄養が豊富なアカザを食すことで、健やかに鶏が育つ様子が分かります。
問題 中国の古典である「菜根譚(さいこんたん)」には、
アカザが登場します。
藜羹という2文字が書かれていまして、「レイコウ」と読みます。
藜羹の意味を教えてください。
1、菜食
2、粗食
3、粗末
ヒント・・・〇藜羹
菜根譚の著者であります、洪自誠(こうじせい)さんは・・・
「足るものを知っている者は、
アカザのお吸い物のような〇〇な食べ物であっても、
美味しいと思い(中略)…心は王より勝っている」
このように記しています。
〇菜根譚
中国の明代末期に洪自誠さんが著した随筆集で、
儒教や仏教、道教の思想を融合した、
「処世訓(人生訓)」の名著です。
@内容
前集:人との交わりや社会生活の心得
後集:自然や隠遁(いんとん)生活の楽しみ
さらにヒント・・・
〇〇〇の意味
作りや品質がおおざっぱで上等でないことや、
物事をいい加減に扱うことを意味します。
お分かりの方は数字もしくは藜羹の意味をよろしくお願いします。
























