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アカザ

ニコットおみくじ(2025-12-11の運勢)

おみくじ

こんにちは!低気圧の影響で、日本海側を中心に全国的に雨や雷雨の所が多い。

関東は晴れる。
北海道は雪。
沖縄は雨で、夜は曇り。
気温は11月中旬から下旬並み。

【アカザ】 藜 Chenopodium album L. var.centrorubrum Makino

         Fat Hen

         Lamb’s Quarters

         Goosefoot

☆アカザは、ヒユ科アカザ属の一年草です。

<概要>

〇アカザ

@双子葉(そうしよう)植物

 アカザは、日本全国の畑や荒れ地で見られる双子葉植物です。

 花を咲かせ、種を残して枯れる1年草です。

 草木から木に変わることから、低木としても分類されます。

 ヒユ科に分類され、種類は1400~1500種あります。

 双子葉植物とは、発芽する時に2枚の子葉(しよう)が出る植物のことです。

 又、単子葉(たんしよう)植物と区別されます。

 *単子葉植物・・・子葉が1枚

 ★双子葉植物の特徴

  □子葉が2枚
 
  種子から芽が出る時、最初に2枚の子葉が展開します。

  ■葉脈が網状脈

  葉の脈が網目状に広がるのが特徴で、単子葉植物は平行脈です。

  □根の構造

  主根(太い茎)があり、そこから側根が分かれて伸びます。
  そして、単子葉植物は髭根が多いです。

  ■茎の維管束(いかんそく)

  茎の中の維管束が輪状に並び、
  成長しますと、木のように太くなるものもあります。

  □花の構造

  花弁や雄蕊、雌蕊の数が2又は5の倍数になることが多いです。

 ★双子葉植物の例

  ・アサガオ          ・ヒマワリ

  ・ダイズ           ・ナス

  ・タンポポ

  いずれも発芽時に、2枚の子葉が出ます。

@基本情報

 ☆和名

  赤座、阿加佐です。

 ★生薬名

  藜(レイ)

  □原植物

  インドや中国原産のアカザは、
  荒地や道端に自生するアカザ科の一年草です。

  アカザの他にシロザと呼ばれるものがあり、
  一般に葉に白い粉が着く点や若い葉の芯が白色等により、
  アカザと識別されます。

  ◆茎

   直立していまして、大きい物は1mを超します。

   幹が軽くて強い為に杖にも利用されました。

  ◇栄養価

   栄養価はホウレンソウを凌(しの)ぐといわれています。

  ◆生薬

   生薬はこの葉を用いまして、藜葉(れいよう)とも呼びます。

   新芽や若い葉は紅色がかっている為、アカザの名があります。

  □利用

  茎と葉を乾燥して、かつてはよく食用にされました。

  ・お浸し          ・胡麻和え

  このようにして、食します。

  歴史上、穀物とともに煮炊きしてすることが多かったです。

  塗布(とふ)でも使用されまして、
  古典を紐解くと、2先年以上の使用歴史があります。

  ■成分

  ・ロイシン         ・ベタイン

  ・ビタミンA        ・ビタミンB

  ・ビタミンC

  これら等があります。

  □応用
  
  アカザは秋になりますと、木質化しまして、
  強くなりますので、老人の杖としても利用され、
  中風(ちゅうふう)に良いという言い伝えがあります。

  ◆中風
  
   現在では主に「脳卒中(脳血管障害)」の後遺症を指す言葉で・・・

   ・半身不随        ・片麻痺

   ・言語障害        ・手足の痺(しび)れ

   これら等の症状を含みます。

   △現代医学的な意味

    ▼脳卒中

     脳梗塞や脳出血、くも膜下出血等の後遺症として、
     現れる症状を指します。

     又、半身不随や片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺等が典型的です。

   △古い医学用語としての中風

    ▼中国医学

     「風邪(ふうじゃ)」にあたる病気を指しまして、
     外からの悪い風が体に入り、病を起こすと考えられていました。

    ▽江戸時代の医学書「病名彙解(びょうめいいかい)」

     ・真中風:悪い風にあたる病

     ・類中風:暑さや食べ物にあたる病(熱中症や食中毒に近い)
  
     ・卒中風:突然昏倒(こんとう)する病(現代の脳卒中に相当)

     このように分類されています。

   ▲俗称

    中気や卒中、よいよい等とも呼ばれまして、
    特に高齢者に多い病として、恐れられてきました。

  ◇症状と特徴

   ・顔の片側が歪(ゆが)む     ・片腕や片足の麻痺

   ・言葉が出にくい、縺(もつ)れる ・強い頭痛や嘔吐を伴う場合もある

   これらは現代の脳卒中の典型的な症状でありまして、
   早急な医療機関での受診が必要です。

  ◆注意点

   ・中風は昔の言葉ですが、
    現代では「の卒中の後遺症」を意味することが多いです。

   ・脳卒中は日本人の死亡要因の上位でありまして、
    寝たきりの原因第1位ともされています。

   ・高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙等、生活習慣病がリスク要因です。

  ◇中屋彦十郎薬舗株式会社 さん

   本社・薬局/通信販売

   住所  :石川県金沢市片町1丁目1-29

   電話番号:076-231-1301

   ▲アカザ(茎と葉) 日本 寸切 500g

    (税込価格)2160円

@原産地

 アカザの原産国はインドで、古くは中国経由で日本へ伝わりました。

 薬草としての側面から、生薬として用いられまして、
 平安時代の書物にアカザの名が残されています。

 又、古い遺構の土にアカザの種が含まれていることから、
 食用としても重宝されていたことが窺(うかが)えます。

@学名の意味

 アカザの学名のchenopodiumは、
 ギリシア語でchen=ガチョウ、podion=小さい足を意味しています。

 葉の形がガチョウの足に似ていることからこの名前が付きました。

@英名の意味

 英名のFat henは、
 丸々とした雌の鶏という意味で、鶏の餌としても利用されています。

 丸々とした鶏という言葉が付くことから、
 栄養が豊富なアカザを食すことで、健やかに鶏が育つ様子が分かります。

問題 中国の古典である「菜根譚(さいこんたん)」には、
   アカザが登場します。

   藜羹という2文字が書かれていまして、「レイコウ」と読みます。

   藜羹の意味を教えてください。

1、菜食

2、粗食

3、粗末

ヒント・・・〇藜羹

      菜根譚の著者であります、洪自誠(こうじせい)さんは・・・

      「足るものを知っている者は、
        アカザのお吸い物のような〇〇な食べ物であっても、
        美味しいと思い(中略)…心は王より勝っている」

      このように記しています。

      〇菜根譚

      中国の明代末期に洪自誠さんが著した随筆集で、
      儒教や仏教、道教の思想を融合した、
      「処世訓(人生訓)」の名著です。

      @内容

       前集:人との交わりや社会生活の心得

       後集:自然や隠遁(いんとん)生活の楽しみ

さらにヒント・・・

〇〇〇の意味

作りや品質がおおざっぱで上等でないことや、
物事をいい加減に扱うことを意味します。

お分かりの方は数字もしくは藜羹の意味をよろしくお願いします。








     








   



 


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