明日は現役ドラフトか。阪神からは岡留や井上の名前が挙がってるけど阪神はこれまでの傾向を見ると１軍での実績はそこそこあるけど序列が下がってきてる所謂現役ドラフトの趣旨に沿った選手を選んでる気がするんよね。となると島田あたりがしっくり来るけどどうやろ。

今週末の重賞は阪神JF、中日新聞杯、カペラSの３つに加えて香港国際競走も。

【阪神JF】過去５年（京都開催の２４年は除く）で３年が前傾ラップになってるように短距離を使われてきた馬が出て来ることでテンのペースは上がりやすく、中盤２Fで緩んでラスト３F再加速というのがデフォルト。急⇒緩⇒急の典型的な差し有利な流れでシンプルに来年のクラシックで活躍するような馬が好走するレースではあるけどリアアメリアやラヴェルみたいな中距離馬が初めてのマイルの速い流れで脚が削がれて負けるパターンもあることは頭に入れておきたい。少し気になるのは２０～２２年は変則日程で連続開催でのBコース使用。今年は２３年、１９年以前と同じAコース２週目やけど例年以上に馬場が軽く時計が出てる印象。好位～中団のインあたりが狙い目になりそうな気がする。血統ではヌレイエフ≒サドラーズウェルズを内包する主流血統が目立つ。

アランカールは新馬戦は低レベルな福島で道悪やったから評価が難しい。前走の野路菊Sはスローの流れを上がり３３秒３の脚で外からぶち抜く派手な勝ち方。高速馬場で翌日の２歳未勝利でも遜色ない時計が出てたから特別優秀ってほどではないけど余力はあったし滅茶苦茶強い可能性はある。ただスタートは２戦とも激遅で出遅れてるし追走力皆無なレースぶり、エピファネイア×シンハライトでシャープな馬体とどこをどう切り取っても中距離馬やからテンから流れるマイル戦を追走させて末脚が削がれる可能性は否定し切れへん。あとは多頭数＋今の高速馬場で後方から外を回して届くかどうかも。マーゴットラヴミーは新馬戦は好位のインから上がり最速で抜け出して完勝。勝ち時計は同日３歳以上２勝Cと０秒１差でこの時期としてはかなり優秀。前走の白菊賞はスローの逃げ切りではあるけどこれも上がり最速で少し時計の掛かる馬場になってきてたことを考えると勝ち時計も優秀。数字の裏付けがあるし外から被されても問題ないから今の馬場を考えれば買いやすいタイプ。懸念としては馬格はない方なだけに中１週のローテ。アルバンヌは新馬戦と未勝利戦は特筆するような内容ではないし前走のサフラン賞もラップ的にはこっちが優秀やけど前日の２歳未勝利より０秒１速いだけ。この時期の中山は時計も上がりも異常な数字が出るだけにあんまり信用したくない。えらく頭の高い走法も瞬発力がなさそうで阪神替わりもどうか。スターアニスは未勝利戦の勝ち時計が前週の北九州記念と０秒２差とこの時期の２歳馬としては破格。前走中京２歳Sも最後に交わされたとはいえラップは落としてへんしこれも時計は相当優秀。千四までなら相当強いけどあとはマイルでどうかだけ。母や兄は短めの距離で走ってて将来的には短いところが主戦場かもしれんけど同世代の牝馬が相手ならマイルまでならこなせそうな感じには見える。タイセイボーグは勝ち切れへんけど前傾でも後傾でも安定して走れてるし前走アルテミスSも他馬が避ける内を通ったことを考えれば悪くない内容。ただまぁ、出遅れ癖もあるし勝ち切るイメージはないから相手までで。今年はアルテミスSとファンタジーSの勝ち馬がどっちも故障で重賞勝ち馬も不在と混戦でどの馬にもチャンスはありそう。ただどれが出られるかもわからんからとりあえず１頭挙げるならギャラボーグ。新馬戦、未勝利戦とドスローの千八しか経験してへんから速い流れのマイル戦への対応は勿論不安はあるけどロードカナロア産駒で全兄が朝日杯３着、NHKマイルC勝ち馬のダノンスコーピオンならむしろマイルの流れが合う可能性は充分。やや掛かる面があるのを見てもそんなイメージは湧くかなと。