Nicotto Town



・・・

眠りにつく前の吐息は、
庭の風鈴がふれる音のように頼りなく、
その体は季節の隅に落ちた
古いマフラーみたいに軽かった。

私の掌はただ、
沈みゆく小舟を支える櫂のように
そばにあることしかできない。

目を閉じた猫の胸の奥で、
遠くへ帰る鳥の影が
そっと揺れている気がした。

やがて静けさが降り積もり、
雪みたいなのにあたたかく、
残った毛の匂いだけが
胸の奥で静かに沈んでいった。

そして猫はふっと消えた灯りのように、
静かに夜の向こうへ還っていった。

#日記広場:日記

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2025/12/08 23:17
> PiPi。さん
そぅ^_^。自由人
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2025/12/08 22:43
猫って自分が暑くなると、さっさと移動するのよねw



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