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Dグレのキャラで物語つくってみた 05

ガタンッ!!



「あれぇ~、姫おかえ……!!?」


どうやら、麻酔が効き始めてきたようだ。
眠気が襲い視界がぼやける。
私の異変に気付いたロードは血相を変えて駆け寄って来る。



「どうしたの、姫ッ!?」

「だぃ…じょぅ……ぶ…ただの麻…酔だから…」


心配するロードの頭をくしゃりと撫でる。
しかし、一向に不安げなカオをするロード。


「薬を…貰って来てくれる?」

「うんっ!待ってて!」


ぱたぱたと走り去るロードの後ろ姿を見届けて私は夢の世界へと落ちて行った。













暗い闇の中
私は歩く

一人ぼっち



寒いよ…
お母さんはどこ?
お父さんは?



『それは私の子じゃ無いわ!!』



違う…私はお母さんの子だよ?



『人殺し』



違うッ!
そんなつもりじゃなかった!



『化け物』



黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇええ!!!



『誰もお前を愛さない』










「ッ…!!?」


ブツンとテレビを消したように私の悪夢は終わりを告げた。目が覚めた途端、噴
き上がる嫌な汗。


「……夢…か……」


此処がアークの本部だと分かりホッと安堵の息を漏らす。帰って来たのだと安心
が自身を包む。
しかし、それと同時に任務失敗という恐怖が心を侵食する。任務の失敗は仲間の
命に関わる。しかも、アークのものだという事が既にバレてしまった。



『女の子が銃を使うなんて、らしくないですよ』



あの時のアイツの声が頭の中を駆け巡る。
ギリッと奥歯を噛み締めた。
叫びたかった、貴方に何が分かるっ!と…



「……嫌い」



私の心を射抜くあの瞳が



「大嫌い」



私は己の躯をキツく抱きしめた。
未だに残る抱きすくめられた感触に苛立つ。
それ以上に、それが心地いいと思えた自分に腹が立った。



血が騒いでる。
殺せっていう指令じゃない。
もっと別の何か



「姫、起きてる?」


ギィッと部屋の扉が開きロードが顔を覗かせる。


「うん、起きてる…何?」

「千年公が呼んでる」

「……分かった、ありがとう」


そう言うとロードは姿を消した。
手足の麻痺もない。
ベットから降りようとした時、コートのポケットからカサッと紙が擦れるような
音がした。
何かと思いおもむろに手をポケットに入れそれを探す。


「…手紙?」


綺麗に折り畳まれた小さな紙切れがポケットから取り出し内容に目を見開いた。


『明日の0時、出会ったところで待ってる』


最後にはご丁寧に"アレン"と書かれていた。


「アイツッ…!」


その紙を握り潰し、私は千年公の所へ行く事を優先させた。






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