やってみたい贅沢は?
- カテゴリ:今週のお題
- 2025/11/24 21:44:12
芥川賞作家として文壇デビューし、釣り師・食通としても知られた開高健に「最後の晩餐」という世界食べ歩きのエッセーがありまして、そこに登場する料理が「蚊の目玉のスープ」、
まず、蚊の好む餌を用意して多数の蚊を誘い込む
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部屋が蚊でいっぱいになったら、多数のコウモリを放つ
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コウモリは蚊を食べ尽くし、床中にフンをする
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コウモリのフンを水で洗って、蚊の目玉を取り出す
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何年も繰り返して十分な量が集まったら、高級スープに入れてできあがり
・・・と、非常に手間のかかる料理で、世界一贅沢な料理かもしれませんが、実在したかどうかは開高剣もわからな
いそうです。
そんな大層なものは無理なので、実体験のご紹介。
宮城県気仙沼市は、知る人ぞ知るフカヒレの産地。
中国でも最高品質と評価されているそうですが、地元では「鱶鰭の姿煮」が1000円という破格の値段で食べられたのです。
そして、もう一つの名物がサンマ。日程を「気仙沼サンマまつり」にあわせて宿泊すれば、格安フカヒレを食べた翌朝は焼き立てのサンマを無料でいただけたのです。目黒のさんま祭りなどと違って行列も長くないので、並び直して3尾も食べられなした。
気仙沼は震災で津波と大火に襲われ、私がフカヒレを食べた店も、惜しまれつつ閉店してしまったそうです。今でも姿煮は名物だそうですが、価格はGrokさん情報によれば3000円~5000円とだいぶお高くなったんだとか、
サンマまつりは震災後、復興のために音楽イベントと合わせて開催するようになったそうですが、2024年は不漁で中止。今年は復活開催したそうですが、人手不足で音楽フェスティバルは中止、といろいろ大変なようです。
今となっては、贅沢な体験だったんでしょうね。できればもう一度。
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- PiPi。
- 2025/11/24 22:04
- フカヒレ料理でお肌ピカピカになりたい^^
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