キクイモ
- カテゴリ:グルメ
- 2025/11/24 16:40:26
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こんにちは!太平洋側は高気圧に覆われ、大体晴れる。
日本海側は気圧の谷の影響で、所々で雨や雷雨。
沖縄は晴れ。
気温は全国的に平年より高い。
【キクイモ】 菊芋 Helianthus tuberosus
Jarusalem artichoke
Topinambour
☆キクイモは、キク科ヒマワリ属の多年草です。
<概要>
〇キクイモ
@原産・別名
キクイモはキク科ヒマワリ属の多年草で、
食用とされるのはその肥大した根の部分です。
北アメリカが原産とされていて、
日本には江戸時代末期に家畜の飼料用として導入され、
「豚いも」と呼ばれていました。
・アメリカ:エルサレムアーティチョーク(Jarusalem artichoke)
・フランス:トピナンブール(topinambur)
アメリカやフランスでは、このように呼ばれています。
★キクイモの発祥地
キクイモの発祥地は、
北アメリカの「カナダ東部及びアメリカ北東部」地域とされています。
特に中央カナダ周辺が原産地と考えられています。
□中央カナダ
カナダのオンタリオ州とケベック州を指す地域です。
この2州はカナダで最も人口が多く、政治・経済の中心地となっています。
◆構成州
中央カナダ(Central Canada)は、
オンタリオ州とケベック州の2州から成り立っています。
△オンタリオ州
首都オタワや最大都市トロントを含む州です。
▲ケベック州
モントリオールやケベックシティを含むフランス語圏の州です。
◇地理的位置
名前は「中央」ですが、
実際にはカナダの地理的中心ではなく、東寄りの地域です。
▲カナダの地理的中心
マニトバ州やヌナブト準州付近にありますが、
人口や政治的影響力の面から、
オンタリオ州とケベック州を「中央カナダ」と呼びます。
◇特徴
▲人口
約2000万人以上(カナダの人口の約60%)です。
△大都市に集中
都市化が進んでいて、
トロントやモントリオール、オタワ等の大都市に人口は集中しています。
▲経済・文化の中心地
経済や文化の中心地であり、カナダの政治的な影響力も大きいです。
□原産地の範囲
キクイモは、北アメリカ全域に広く分布しますが、
南西部を除く地域に自生しています。
その中でも、カナダ東部とアメリカ北東部が起源地とされるのが一般的です。
◆アメリカ北東部
五大湖の南東側から大西洋岸に広がる地域で・・・
・ニューヨーク州
・ペンシルベニア州
・マサチューセッツ州
これら等、ニューイングランド地方を含むと考えられています。
△地理的特徴
アメリカ北東部は温帯気候で、夏は温暖で冬は寒冷です。
キクイモは寒さに強く、
比較的痩せた土地でも育つ為、この地域の環境に適しています。
■先住民との関わり
北アメリカの先住民は、古くからキクイモを食材として利用していました。
地中の塊茎(かいけい)を掘り出し、
煮たり焼いたり、乾燥させて保存食にする等、
生活を支える重要な栄養源でした。
□ヨーロッパへの伝播(でんぱ)
17世紀にヨーロッパへ伝わりまして、
飢饉や食糧不足の時代に、人々を救った食材として広まりました。
◆フランス
トピナンブールと呼ばれまして、スープや煮込み料理に利用されました。
◇日本への導入
▲外国人が横浜に持ち込んだのが始まり
江戸時代末期(文久年間頃)、
外国人が横浜に持ち込んだのが始まりとされています。
△命名
幕末から明治期の博物学者の田中芳男(たなかよしお)さんが、
「花は菊の如く、根は芋の如し」として菊芋と命名しました。
▼田中芳男 さん
天保9年8月9日(1838年9月27日)-
大正5年(1916年6月22日)
幕末から明治期の博物学者であり、
動物学者、植物学者、農学者、園芸学者、物産学者です。
信濃国(現:長野県)の飯田に生まれまして、
79歳でその生涯を閉じました。
田中芳男さんは「日本の博物館の父」として知られています。
田中芳男さんの活動期間は、鎖国が解かれまして、
西洋の科学技術や社会システムが急速に導入されまして、
日本が近代国家へと変貌を遂げる時期と同期していました。
この時代において「博物学」とは、
単なる学術的探究に留(とど)まらず、
即ち蕃所調所での物産学研究から始まりまして、万国博覧会への参加、
そして、明治政府での農商務省勤務へと進んだ経緯は、
まさに当時の国家的な要請にこたえるものでした。
田中芳男さんが植物学に深く関わったのは、食料や繊維、医薬品等、
国家の富を増やす為の直接的な資源であった為だからです。
このことから、田中芳男さんの貢献は、単なる学術的探究に留まらず、
国家戦略の一環として位置付けられます。
田中芳男さんの植物学への貢献は、
個人の学術的興味から生まれたものだけではなく、
当時の日本の国策、即ち富国強兵や殖産興業を推進する為の、
不可欠な要素であったといえます。
田中芳男さんの活動は、科学知識が国家の発展に直接貢献するという、
近代国家の理念を体現していました。
@要注意外来生物
キクイモは非常に繁殖力が強く、在来種に対して、
競合や駆逐の恐れがあるとされまして、
環境省から要注意外来生物に指定されています。
@収穫時期
キクイモは9~10月にかけて、黄色い菊に似た花を咲かせまして、
秋には地上部が枯れまして、地中に塊茎を作ります。
収穫されるのはそれからとなりまして、11月以降に掘り出されます。
@出回り時期と食べ頃の旬
キクイモは秋に根が大きくなって、
翌春にはそこから新たに芽が出てきます。
収穫はいつでも出来るということになりますが、
雪が多い地方では雪が積もっている間は収穫が出来ず、
11月頃と翌春3~4月頃に掘り出されます。
直在所等に最も出回るのは、11~12月にかけてとなります。
@料理
・サラダや和え物 ・炒め物や焼きもの
・煮物や汁もの ・揚げ物
問題 「天然のインシュリン」といわれる、
キクイモに含まれるイヌリンという多糖類についてですが、
次の文章の???に入る言葉を教えてください。
生のキクイモには15%前後のイヌリンが含まれているとされています。
このイヌリンは消化によって、
オリゴ糖の一種、キクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となり、
???の異常によって起こる糖尿病等に良い影響を与えるとされています。
1、脳波
2、心拍数
3、血糖値
ヒント・・・〇???
血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。


























