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ちょっと信じられない話

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以前から 小中学校における「野外活動に関する教員(学校長・教育委員会の指導主事も含む)の意識の低さ 本質的な知識不足」は、知っていたが、

またもや 子供の命を脅かす事故を起こした⇓の記事を見て、あきれた。

クマ警戒の「声出し」がスズメバチを刺激か、小学生ら19人が刺された現場の真相(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/58dbc19c46cfa56993c25568636f8a3007be3e33
11/5(水) 7:01配信

 広島県廿日市市栗栖の旧津和野街道沿いで10月7日、同市の小学生15人を含む計19人がハチに刺された事案。現場にいた校長が中国新聞の取材に応じ、クマに遭遇しないよう声を出しながら山道を進んでいて襲われたと明かした。

数匹に出くわした児童が悲鳴を上げると、さらに押し寄せたという。専門家は「スズメバチは音や振動に敏感。刺激すると危険」と注意を呼びかける

 校長によると、当日は社会見学で午前9時20分ごろ、児童27人、教員2人、ボランティアガイド5人で山に入った。クマを警戒し、ガイドから「声を出して行こう」と助言を受け、鈴を鳴らして歌いながら進んだ。

 約6・5キロの行程。ハチに遭遇したのは午前10時50分ごろ、中間地点辺りだった。2、3匹飛んで来たのを見た後方の児童が悲鳴を上げると、10匹以上が枯れ木の穴から一気に出てきたという。

  校長は児童にかがんで身を守るよう指示。ガイドと担任教諭が撃退スプレーを噴射した。ハチがひるんだ隙に全員がその場から避難。精神的なショックで動けない子もいたが、担任が抱えて逃げた。

  後方の児童を中心に耳や背中、尻、足などを刺された。現場付近は携帯電話が圏外で119番できたのは約15分後。駆け付けた救急隊員はあずまやで待つ児童たちの顔色や呼吸を確認していたという。幸い全員軽症だった。社会見学は当初6月に予定していたが、雨で10月に延ばしたという。校長は「子どもたちに怖い思いをさせてしまった」と悔やむ。

 広島市森林公園こんちゅう館(東区)は、木の穴に巣を作るモンスズメバチやヒメスズメバチなどの可能性があると指摘。

この時季は巣が肥大化して働き蜂が増え、越冬前の女王バチを守るため活動的になるという。「人の集団が近づくと興奮する。最初の2、3匹は威嚇していたのかもしれない」と推測する

◇参考◇

広島県のクマの出没状況は?どのような対策が必要? (広島テレビ ニュース) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/33cfd465806688f6de27d7a556f67736c1d0d485
11/7(金) 20:15配信 動画あり

10月に広島市でツキノワグマが駆除されました。その後も広島県内でクマの目撃情報が増えています。 10月29日、広島市安佐南区沼田町阿戸地区で体長およそ150センチの成獣のツキノワグマが殺処分されました。 住民が、柿の木の枝が折られているのを発見し、区の職員らが確認したところ幹には爪痕があり、周辺にはフンふんも落ちていたことからわなを設置していました

この他にも、安芸高田市吉田町多治比や安佐南区伴西でも、柿の木の下にクマのフンとみられるものが確認され、周辺では警戒を強めています。 こうした中、安佐北区にある青少年野外活動センターでは、すべての散策コースを閉鎖しました。

周辺でクマの出没情報が相次いでいることから、利用者の安全を確保するため閉鎖を決めたということです。

 ■青少年野外活動センター楢﨑正生 所長 「例年クマが出るには出てたんですが、今年は東北の方で人的被害がひどいので、学校、保護者の皆さんが心配されているのを考慮して、散策コースを閉めた方がいいということで閉めました。

今後クマ対策を取りながら、学校、子供さんが楽しんでいただけたらなと強く強く考えております。」 広島県に出没するクマはツキノワグマで、山口・広島・島根にまたがる西中国山地に生息しています。

一時は絶滅が懸念されて、保護管理を進めた結果、2020年度時点で、767頭から1946頭が生息していると推定されてます。 

 広島県のことし4月から9月までのクマの目撃件数は293件です。 昨年度の同じ期間は459件ですので、今年は去年の6割程度です。 今年は全国的にクマのニュースが多いですが、広島県に限ると、今年が特に多いわけではないので冷静に対応することが大切です。

広島県内では今年7月に、北広島町で77歳の男性がクマに襲われ、太ももを爪でひっかかれました。 ミツバチを飼育していた巣箱を確認しようとしたところ、クマに遭遇したということです。 クマは何を目当てに来るかというと、養蜂関係が9%、クリが10%、カキが57%でした。 これらがなければ、クマが来る可能性は低くなります
(以下略)

②スズメバチの駆除・スプレーに関する製造元からの説明↓
ハチの駆除・対策|害虫を駆除する|アース害虫駆除なんでも事典
https://www.earth.jp/gaichu/exterminate/hachi/index.html?yclid=YSS.1000440688.EAIaIQobChMImY3ciq_jkAMVC2wPAh1yEQL8EAAYBCAAEgIqp_D_BwE&sa_p=YSA&sa_cc=1000440688&sa_t=1762632880293&sa_ra=FB
より

このスプレーは 直径25センチまでの巣を、日没後に駆除することを前提としており
目的外使用(飛んできたスズメバチを攻撃する等)は厳禁

日没後・防除服・手袋・長くつを必ず使用=スズメバチに襲われること前提

スズメバチは非常に危険なので、スズメバチマグナムジェットプロで駆除するときはもう一本予備として準備することを推奨。

・飛んでいるスズメバチの駆除にも使えないことはないようだが、「刺されないように」と書かれていることからも、「撃退」目的ではないことはあきらか
 ⇧
スズメバチマグナムジェットプロ 550mL | 虫ケア用品(殺虫剤・防虫剤) | アース製薬 製品情報
https://www.earth.jp/products/suzumebachimagnum-550/index.html より

学校対応の問題点について

1,春の遠足が雨で中止になったから秋になった。
 この場合 10月の遠足実施前に再度現地に下見に行ったのか?

 きちんと下見していれば、コース近くにスズメバチの巣があることは確認できたはず。

2,噴射したスプレーは熊用?スズメバチ用?

 スズメバチ用スプレーが必要な場所・時期に子供集団を連れて行ったことそのものが誤りである!

3.今のクマが 歌を歌い鈴を鳴らしながら歩くことによりよけられると考えることがおかしいのでは?
 昨年までの常識が 今年は崩壊していることは、すでに9月の段階で、熊遭遇報道をもとにした事例分析から明らかです

 しかも 広島県としての公式見解は、今年は熊出没件数が少ないので 冷静に対処とされている。

 ならば 山道でわざわざ大声を出して歌いながら 熊鈴をつけて歩く必要はなかったのでは?

 むしろ そのことにより、スズメバチを刺激する危険性の方が高いと なぜ考えないのか?(基礎知識の不足)


#日記広場:学校

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2025/11/09 06:03
(本文の続)

 本来 山の中の自然観察・ハイキングは 黙って五感を働かせながら行うもの。
 歌いながら歩くのは 童話の世界のみです!

4,ボランティアガイドの資質・専門性

 野外活動センターなどの専門指導員だったならば
 コース近辺にスズメバチの巣があることを知らなかったのは職務怠慢

 民間ボランティアは、玉石混交。
 イデオロギーかぶれの現実知らずで 地元の住人以下の専門性・現実的知見が不足した自称「ボランティア指導員」が多い

5 学校遠足ではクラス単位で行動して3・40人がぞろぞろ歩くことが多い
  それゆえの危険性も内在している

  熊やスズメバチの出没が懸念される状態で、そのような団体行動していることそのものが 万一への対応不能状態をもたらすのでは?

  通常野外活動は 指導者も含めた10~12人までの少人数で行動するのが基本では?

  少人数グループならば、スズメバチに驚いて騒ぐ子供がいても 即座にリーダーが こどもを鎮めて スズメバチが通り過ぎるのをまって そろそろとその場を離れることも可能

  30人以上の集団なら、子供はパニック
  大人はあわててスプレー噴射で、スズメバチの警戒心を掻き立て 警戒中だった数匹のスズメバチは 撃退されたのではなく巣へ援軍を呼びにもどっただけなのでは?

  そもそも 蜂が数匹飛んでいたら近くに巣がある可能性を考え静かに立ち去るの基本


ざっと 思いついただけでも 5点もの問題点が上がる
 一言でいえば 学校長も含めた教員の職務怠慢・野外活動に関する基礎的知識不足が招いた事故だといえる

・さらに重大な問題は、蜂や漆など天然物へのアナフィラキシーショックは、初体験で起きることもあるが、もっと怖いのは 2回目にスズメバチに刺された時!

・子供たちが スズメバチに刺されました。命のかかわる症状は出なかったので良かったね、
  ではない!

 あなたたちは その子たちの生涯にわたる命の危険(ショック死発生の危険)因子を その子たちに与えたのです!

 おのが罪業の深さをもっと真剣に考えろ!

・そもそも熊を警戒する必要があると考えたのなら遠足を実施すべきではなかった

 「歌いながら歩く」ことが熊よけになると主張するようなボランティアガイドを採用したことが間違い

根本からして間違った観点で実施した遠足




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