国旗の毀損に日本とか外国とか関係あります?
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- 2025/11/08 14:23:29
【速報】“国旗損壊罪”の制定めぐり 高市総理「実現に向けて検討」 衆院・本会議 (TBS)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/2267942?display=1
国旗について少し考えてみたいと思います。
国旗は、それぞれの国や国民を表すための象徴(アイコン)です。それは単なる布ではなく、その国の顔であり、その国の国民の誇りでもあります。だからこそ、どこの国であれ、国旗に敬意を払うということは、その国と国民に敬意を払うことにつながるのです。
日本の法律には、他国の国旗を侮辱目的で損壊する行為を処罰する「外国国章損壊罪」が定められています。これは、国際社会における礼儀や信頼関係を守るための重要な規定です。しかしながら、自国の国旗である日章旗については、たとえ侮辱的な意図があったとしても、現行法では「表現の自由」の範囲内とされ、直接的な罰則は設けられていません。
この点については、自国の象徴である国旗に敬意を払わない者が、他国の象徴に対して真に礼儀を尽くすことができるのかという根本的な問いも浮かびます。
国際的な視点から見ても、少し考え直す余地があるのではないでしょうか。たとえば、ドイツや韓国、中国など多くの国々では、自国の国旗に対する損壊行為も処罰の対象となっています。アメリカでは議論の余地はありますが、一定の条件下では処罰が可能です。イギリスのように法規制がない国もありますが、それは少数派です。実際、日本とデンマークだけが、自国の国旗損壊を合法とする制度を採用しているという指摘もあります。
こうした国際比較を踏まえると、日本も国旗に対する損壊行為に、一定の法的保護を検討することが必要ではないかと考えます。
もちろん、政府に対する批判や抗議の自由は、民主主義社会において大切にされるべきものです。ただ、批判や抗議の手段として国旗を用いることは、対象を国民を含めた国全体に広げてしまい、意図せず国民の感情を傷つけることにもなりかねません。もし政府に対して明確な意思表示をしたいのであれば、政府の紋章である「五七桐紋」など、より限定的な象徴を使うという選択肢もあるのではないでしょうか。
























