哀れ!を感じた記事
- カテゴリ:ニコリーあつめ
- 2025/11/07 19:02:13
紅ふっくら餅っちを保護しました。
2025/10/31
| 保護した場所 | 大きさ | レア度 |
|---|---|---|
| 展望広場 | 45.3cm | ![]() |
〈生後3か月の娘は10か所以上の切り傷…〉殺人容疑で逮捕された“車椅子インフルエンサー”の母(28)は恋に出会いに積極的「マッチングアプリもするし相席屋にも行く」(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/524018f1c8cc644f9db95d9d568024c0eed53527?page=1
11/7(金) 12:00配信
⇧の記事の感想
①表題だけ見るとm「なに!><」って思うけど、この記事を読んで、離婚調停で親権を取り上げられそうになり 無理心中を図って、ためらい傷で10か所以上の傷あとになって、(多分出血多量で)赤ん坊を死なせたんだろうなと感じ、気の毒になった。
・50年前の報道の炉雲長は、無理心中は母親が哀れという記事ばかりで、子供の命を省みる記者は一人もいなかった。
もちろんTV出演者たちも。
だから子供の立場から、「無理心中は殺人事件、子供の人権を無視するな!」と大いに憤り、その後は 児童虐待阻止のために職業的に頑張った経緯がある。
・しかし それでも この表題は ひどいなと感じた。
なぜ 記者は現実を直視して、中庸の表現をすべく努力しないのだ? メディアって なぜ 一方向にばかり偏って騒ぐのだ? と思う。
・まあ 記事本文は 中道で、まともな内容だったのだけど
それだけに この表題はないだろう! と思った。
世の中には 本文読まずに表題だけで騒ぐ人も多く
また、表題により生じた先入観に沿って、バッシング目的で本文を読む人も多いのに・・
② 私がこの女性に 哀れを感じた理由
・生い立ち
記事からの印象だけだが、天性の難病「骨形成不全症」がありながらも、表面的には 恵まれた環境(保護された環境で)教育を受けて育った気がする。
そういう意味では 障害児教育に尽力して制度改革・教育改革を進めてきた甲斐があったといえる。
しかし 残念なんことに、この子が持つ不安感・焦燥感を共有できる人が周りにいなかったのではないだろうか?
「スマホを足に落としただけでも骨折する」
こんな風に言われる中で子育てをしたご両親も 大変気苦労だったろうと思う。
もしかしたら 教師もクラスメートも この子とのかかわりには病態へは細心の注意を払って接していたのかもしれない。
そのことが 逆に この子にとって疎外感となり、必死に いろんなところへ 人との触れ合いを求めて出没し・・
直接的な出会いで充足できないので、SNS等での関わりに「人とかかわる満足感」を求め
そうこうするうちに妊娠して、在胎7か月で帝王切開で死産(ということは切迫早産かなんかだったのかな)しても
「妊娠できることが分かってよかった」と感じるとは
非常に哀れだ。 それほど 自分の未来(出産・子育てといった女らしい生き方)に絶望していたのだなと、
そして いつ結婚したのか知らないが、出産後3か月で、離婚による親権喪失を恐れて子殺しとは。
その絶望感を思うと 哀れすぎる
③夫はなにをしていたのか?
妻から親権を奪おうとするのなら、その前になぜ 新生児を抱えた妻の育児の手伝いをしなかったのだ?!!
・健康そのものの女性でも 一人で子育ては非常に大変だ。
まず2~3時間おきの授乳 (生後1か月まで)
3~4時間おき (生後2~3か月)
つまり 出産後3か月は 母親は 熟睡できないのだ。
ナチスに拷問された男どもが、睡眠を奪われる拷問が一番つらかったとしたり顔で言っているが、出産直後から 女性は短くとも3か月間は 連日 その状態に置かれるんだぞ。
と正直 私はレジスタンス♂のへなちょこどもを軽蔑しましたね。
つまり ナチスの拷問に匹敵する苦しみを 3か月以上受けるのが出産後の女性です。
特に 母乳育児だと 負担は100%母親にかかる。
人工使っていていても、 夫が 哺乳瓶の消毒からおむつ替えに至るまで 完璧にそれらの作業をおこなえないと、母親の負担軽減にはならない。
むしろ、消毒・調乳などの手間(=時間)が必要な分
母乳育児よりも 睡眠時間が削られてつらいです
(一人目は 粉ミルク推奨派の助産婦さんだったので そのように感じて 2・3人目は母乳100%で育てた実体験から)
・その3か月目に 子殺しに走っていたのだから、彼女は相当追い詰められていたのだろうなと思う。
・しかも 車椅子生活だと、部屋の中がそれ用に改造されていないと、赤ん坊の世話も思うようにできず 困ることはいろいろあったのではないか?
・その時 その場にならないとわからないことがいろいろあるのが 初子の新生児期。
その時 彼女のそばに寄り添って 物理的な手助けをしてくれる人、精神的に支えてくれる人がいなければ かなりきつかったと思う
なのに 離婚話が出ていたとは・・
これは 夫による妻に対する精神的虐待および ネグレクトがあったといっても過言ではないのでは??
(実態がなく 彼女が そのように思い込んでいたのだとしても 逆に言えば そういう妻の精神状態に気づかなった夫の配偶者としての責任、赤ん坊の父親としての責任は、「虐待」案件になると考えます)
④そして SNSで紛らわせてきた 人間的つながりの少なさも リアル子育てにおける心の支えとしては 役立たないという残酷な真理。
その時に直面するまで そのことを彼女に告げてくれる人(教え導いてくれる人)がいなかった状況が一番 哀れだなと思った。
・ある意味 この女性もまた、自分の親から「主体的な子育て」を受ける機会がなく、
自分の主体性を求めて試行錯誤しながらも
それを自分の中に養うことができないまま、「親」になってしまって、物理的に追い詰められて 子殺しに至ったのがかもしれない。 いかにも現代的だと思う。 そういう意味で気の毒
(現状 障害児教育の現場においても 学校教育としても、ぜんぜん そっち方面に 手が回っていない、
そして 今どきの親世代(彼女の親たち世代)も、その重要性を認識せずに子育てしている現実も知っているだけに、
社会病理にはまった母子の事例ではないか?と思って 非常に哀しく感じる)
〇最後に一言
医者は 無意識のうちに 患者の心を押しつぶすようなことを平気で言う。
「スマホを足の上に落としても骨折するよ」とか
これ 言われた子は 日常生活・動作に どれほどの恐怖心・無意識の緊張感を抱くことになると思う?
私だって、「後靭帯骨化症が進んで、躓いたり 転んだり ものにあたっただけでも その衝撃で 首がぽっきり折れて、全身マヒ(後半生すべてにおいて)になるよ」と言われて どんだけショック ビビったことか。
(まあ 大人だから、かつて交通事故のあと急激に視力が下がったときに「視神経が傷ついている、失明するかも」と名古屋大学の眼科の若い女医にいわれた経験から、医者は とかく患者を脅す物言いをすると学んでいたので、
日常動作には少し気を使って 文言そのものはスルーすることにしましたが><
1週間ほど食欲をなくす程度にはショックでしたw)
〇ほかにも 子供の時から難病にかかった子って、
周囲の気遣いと その子自身の心象とがかみ合わず
周囲の人も本人さんも 人間関係が円滑にいかなくて両者ともにしんどい思いをすること、トラブルが生じがちなことは
相談業務を通じて知ってますが・・


























良き相談相手に恵まれず 苦しみ続けている親子が多数いることも むしろ 両者の心的負担を増すような第3者(教師・医療関係者・身内)に影響され続けて苦しみ続けている親子の姿も 傍目で見て知ってます
(担当外のことは 見えていても関われませんから、私のキャパにも限度があるので)
そういう意味でも 気の毒だなと思う
◇
・とにかく 彼女にとっての人生は、これまで生きてきた人生の長さと同じ以上の長さは続くであろうから、
亡くしたお子さんの分までしっかりと生きて行ってほしいと願います。
それが 彼女にできる 我が子への供養だと思います。
「死ねなかった思い」をしっかりと見つめて
「しっかりとご自分の人生を生きてほしい」それがお子さんへの供養となります。
まかり間違っても 困ったちゃんにならないでね><
「きっちりと生きなおし」てください。大変だとは思うけど。
合掌