名も知らぬかつてのネットの友人のお話。
- カテゴリ:日記
 - 2025/11/04 06:27:10
 
私はMMORPG、いわゆるオンラインゲームが大好きだった。
今ほどオンラインゲーム等が普及していなかった時、私がまだタイピングすらもままならなかった時。
その時は無料で通話出来るアプリやソフト等無く、当時の御学友と一緒にお互い受話器を肩と頭で挟みながら電話をしながらゲームをしていた。
でもコミュニケーションはそれだけで終わらず、自然とやればやるほど顔も知らない友人が増えていった。
私はそれが凄く嬉しかった。
学生時代友達がいなかったわけではない、けれど俗に言う私は廊下で決まった面子でだらだらしてるような学生だったのだ。
それだけに凄く、ネットの世界は新鮮だった。
ゲーム内での強さに執着して人生を賭ける人も見た。
ゲーム内での人気ほしさに限定の服の為に富を捧げる方も見てきた。
ゲーム内での人脈ほしさにニコッとタウンで言うところのサークルの様な場所を創って人を集める人も沢山見た。
その時はネットで出会った人とリアルで会う事はイレギュラー中のイレギュラーだった。
ネットゲームを辞める事を「引退」と言う言葉で表す事が多かった。
その中のかつての友人は「インターネットの世界において引退と言う物は死と同じ」と言っていたのだ。
当時はなんだかかっこいいなって思っていた。
でも今考えてみると、ネットだけの関係性において相手がいなくなってしまったらそれはもう会えないと言う事に相違無いと思った。
だから私は誰かに望まれない限り「引退」をしない。
それだけの思い出話。
	
	
		


























か、仮死…!
良ければ私は大体のネトゲ触ってはいたので、タイトル教えてくれれば懐かしトークも出来るかもしれないぜ…!
懐かしい…!(いや、ひとつは今でもアカウントはあるけど)
アカウントはあるけど年単位でログインしてないのは『冬眠』ですかね?