Nicotto Town



人はわがままだ。
触れたいと思った瞬間に、触れられると逃げたくなる。
静けさを求めて扉を閉めるのに、誰かの気配がないと息が浅くなる。
温度を欲しがりながら、熱すぎると冷たさを思い出す。
この身体は、矛盾を抱えて呼吸している。
わがままは、理屈じゃない。
皮膚の裏で、湿度と重力が喧嘩している。
誰かに優しくされたいと思いながら、優しさの形に文句をつける。
そのくせ、誰にも触れられないと、夜が長すぎる。
だから、今日も私は湯を沸かす。
誰かが来てもいいように。
誰も来なくてもいいように。
どんな地面を蹴ってみようか。

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2025/10/30 08:41
字がおっきいw



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