国会議員定数 あわてて削減の必要なし!意外だけど
- カテゴリ:日記
- 2025/10/18 21:34:17
衆議院議員定数465人
小選挙区 289区・289人(徳島県は2選挙区から1人選出 注1)
比例代表 176人:全国11ブロックごとに政党 得票率で選出
参議院議員定数 248人
選挙区選出 148人
比例代表 100人
(総務省 https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo03.html#:~:text=%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99,-%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%81%A8&text=%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%AE%E5%AE%9A%E6%95%B0%E3%81%AF,%E6%AF%94%E4%BE%8B%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E9%81%B8%E5%87%BA%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82)
・もともと 日本は 中選挙区制であった。
そして 都会住民からは 1票の格差が2倍以上あるのは、「法の下の平等に反する」と不満が高まり続いていた。
2013年には 2012年の選挙結果について 1票の格差2.43倍は違憲と判決が下っている
(日本新聞協会
https://www.pressnet.or.jp/publication/view/130319_2543.html )
しかし いくら違憲判決が続いても 格差は広まる一方
・そして どさくさ間切れに成立したのは 小選挙区制であり
小選挙区制では 死票(投票したのに 実地無効扱いとされる)が多く出るからと反対され続けてきたのに配慮して 「比例代表制選出」枠が設定された。
・今 日本は 貿易交渉と 外国人受け入れ問題で 内政・外交ともに 討議すべきことが山積みである。
それを「年内に、議員1割削減 削減は比例代表選出部分から」とするのは
暴挙である。
この 選挙制度変更となれば 各政党が 躍起になて 国会審議と裏折衝に明け暮れるのは目に見えている。
必然的に、緊急に審議に入らねばならない重要課題が、先送りにされるか
投票交渉ネタに利用されることになる。
しかも 安易に 「比例代表選手数を減らす」と言っているが、
定数176人ー17or18、ブロック数は11なのに どこを1人減 どこを2人減にするかでもめること必至。
この選挙制度改変のために、総理補佐官として、維新の遠藤国対委員長を起用する見通しというのも どうだかねぇ・・。
・高市氏としては、ほかに 妥協できる項目がなかったのかもしれないが・・
その他重要事項が 選挙区問題で審議見送りにならないことを切に祈る。
というか、 重要事項の審議が終了するまでは、
選挙区問題を国会で審議しないという約定をとりつけておく必要があると 私は考えます。
私個人としたら、選挙区は都道府県単位、比例代表は 日本全体を1ブロックにして、
各選挙区のの選出数は とりあえずは 現在の小選挙区定数の合算数、比例代表数は 総数の1割減の176ー18=158人でよいと思う。
人口の流動性を考えれば 比例代表をブロック分けする意味がないと考える。
それこそ 過疎地ほど 住民一人当たりの議員選出割合が増える一方なのだから、もう比例代表は全国1ブロックでよい。国民の1票の格差をなくすためにも最も合理的選択である。
・選挙制度改変のために、その他の重要議題を 国会で審議できない状況になれば
維新との連立など無意味どころか 害悪にしかならない!
◇
20日に連立政権合意書に署名へ 高市総裁が初の女性総理の公算大(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdc62ce957fc23eb6d4f5acbdd6007ccd3620449
10/18(土) 19:52配信
連立協議を行っている自民党と日本維新の会は、週明け月曜日の20日にも連立政権の合意書に署名する見通しであることがわかりました。(中略)
維新からは当面、入閣せず、閣外協力の形を取ることになります。 これまで維新は議員定数を1割削減する法案を年内に成立させることなどを求めていて、自民側は応じる方針です。
維新関係者によりますと、衆議院の比例代表を削減の対象にすることで調整しています。 一方、21日の臨時国会召集日での総理大臣指名選挙で高市総裁が選ばれた場合、総理補佐官に維新の遠藤国対委員長を起用する見通しであることがわかりました。 官邸と国会のパイプ役を担う狙いがあるとみられます
◇
議員定数削減の年内成立を目指すならば
高市総裁は 日米貿易交渉・日中外交・外国人受け入れ問題・熊対策などの 緊急課題や 国民が求める要求に
すぐには取り掛かれないことを意味する
嘘つき維新は 自分の要求だけ先に成立させて
その成果を国民にアピールして すぐに野党に寝返って内閣総辞職を求める側に回ることなど 目に見えているのだから。
まずは 高市さんが 定数問題以外を解決してから
在任中に 定数削減に取り組む! という約定にしないと
連立の意味がない。
100歩譲っても 今から1年以内に この問題を審議に載せると約束するのが 最大限の情報であると考える。
それなら 選挙区制の見直し(小選挙区制の廃止 都道府県別選挙区にする等)も可能であるから、比例代表は全国1ブロックにして 定数はきっちり1割減 なんなら2割減でもよい
なお、昭和21年4月10日の 衆議院定数は468人 当時の有権者数は、371492人
2025年参院選有権者数は1億424万人 衆議院定数465人
1 国会議員定数の変遷 (衆議院Z)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/ugoki/h14ugoki/h14tokei/h14tou01.htm
1 衆議院議員総選挙
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/senkan/r6syuuinsen_d/fil/50kakosyuuinsenkaihyou.pdf
参院選、有権者は1億424万人 2022年から119万人減少 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250703/k00/00m/010/372000c
2025/7/3 20:32(最終更新 7/3 22:32)
であるから、現在の有権者一人当たりの議員数が過去の比率に比べて高いとは言えない。
むしろ すでに、平成5・8・12年の3回で、合計34人定数を減らしているから、あわてて削減する必要もないと思うのだが。
ちなみに 衆議院議員定数の最高は昭和61年の512人である。
そのころにイメージのまま 騒いでいる人が多いのではないかという気もする。
参議院定数も、s22年250人 最高値s58年252人 現在248人衆院同様、1946年の議員定数よりも少ない
「こんなに議員がいるのに 議員歳費が高いのに ちっとも 国民の生活改善に役立っていない!」
「貿易や 外交問題では 日本が不利益ばかり被っている=内閣がまともな仕事をしていない」
という 不満が国民の中に堆積し、支持政党とは関係なく その不満が高まり続けていることではないでしょうか?
そして 庶民の多くが「国政に民意が反映されていない」と感じていることでは?
(そのように、野党各党が選挙のたびに国民をあおり、年中無休でメディアが宣伝してきたことも問題です)
それを 「議員定数の削減」という、ある意味 国民の権利・有権者の権利を縮小する方向で
問題解決すると 主張する政党の方が 異常だと、私は考える。
問題は 政党助成金が 国家を圧迫していることであり、
まともな外交交渉を行えない首相が 村山内閣からすでに35年続いていることにあると考えます。
なので 今 懸案の外交問題と内政が目白押しの中で、年内=実質1か月以内に
議員定数削減を迫る維新の要求が いかに 異常 かつ 身勝手&うさんくさいものであるかわかります。
そんなのに 同調するなら 高市首相など成立しなくていいです。
野党のだれが首相になっても 国会は混迷するのは必至ですが
それ以上に まずい事態・将来への禍根を生むのが 維新の「年内 議員定数削減」要求を認めることです!