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ロシア無人機の領空侵犯 最新”無人機”事情 

【タカオカ解説】ロシアによる相次ぐ領空侵犯…世界で開発が進む驚きの最新”無人機”事情 日本が標的になったどう対処する? (読売テレビ)
https://www.youtube.com/watch?v=AyLJ8wPC8IQ&t=2s



無人機がもたらす安全保障の変革

ポーランドに侵入したロシアの無人機は19機と少数でした。ウクライナでの実戦では、百機規模の飽和攻撃が常態化していることを踏まえると、これは本格的な攻撃とは考えにくく、不自然な数です。今回の侵犯は、相手国の防衛能力を探るための「テスト」であった可能性が指摘されています。攻撃側は、少数の無人機を侵入させることで、以下のような情報を低リスクで収集しようとします。

・レーダー探知能力: 防御側が侵入した全機をレーダーで捕捉できるか。

・迎撃手段: 迎撃に戦闘機を出動させるのか、地上配備の兵器を使用するのか。

このように、無人機は低リスクで相手の防衛体制を試す、新たな偵察・挑発手段となり得ます。


ロシアは過去に何度も「グレーゾーン攻撃」と呼ばれる明確な戦争行為ではないが、相手国の主権や安全保障を脅かす行動を取ってきました。今回のポーランド領空侵犯も、その延長線上にあると見られています。

ロシアの過去のグレーゾーン攻撃事例

2014年 クリミア併合: ロシアは「緑の小人」と呼ばれる正体不明の武装集団を使い、ウクライナ領クリミアを実質的に掌握。これがグレーゾーン戦術の代表例です。

東ウクライナでの武装支援: 親ロシア派武装勢力への支援を通じて、ロシアは直接介入せずに戦況を操作。偽情報やサイバー攻撃も併用されました。

バルト三国や北欧への空域侵犯: ロシア軍機が定期的にNATO加盟国の領空近くを飛行し、挑発行動を繰り返しています。これも軍事的圧力をかけるグレーゾーン戦術の一環です。

サイバー攻撃・偽情報戦: 選挙介入、エネルギーインフラへの攻撃、SNSを使った世論操作など、非軍事的手段も多用されています。


グレーゾーン攻撃の常態化

今回の無人機侵犯は、ロシアが今後も同様の「グレーゾーン攻撃」を常態化させる可能性を示唆しています。これは、軍事的な衝突のリスクを常に高め、ポーランドを含むNATOの東部国境の緊張状態を維持する狙いがあると考えられます。

ロシアは、NATOの対応能力や結束力を探るため、今後もサイバー攻撃、偽情報、そしてこうした領空侵犯などの挑発行為を繰り返す可能性があります。


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