重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/09/16 19:57:57
3日間開催が終わって今週末の重賞は神戸新聞杯とオールカマーの2つ。
【神戸新聞杯】最近は中京2200で行われることが多かったけど今年は本来の阪神2400。大箱中距離のTRらしく前半からペースは上がらず中盤もしっかり中緩み。後半ラスト5F辺りからジワッと加速しつつ3Fの決め手勝負というのがデフォルト。特に近年は馬場の高速化もあってレースのラスト5Fは23年が57秒2で19年が56秒6。3Fは23年が33秒6で19年に至っては32秒3。流石に超ドスローやった19年は極端にしても瞬発力も持続力も高いレベルでの後半要素が求められるのは間違いない。これはダービーでも重要な能力で、もっと言えばクラシックへ向かう上で多くのレースで求められる能力でもあるから当然実績馬が普通に強い。コース替わり週で馬場自体は内を通った方が有利になることが多いけど立ち回りでどうにかなるようなレースでもないからね。余程極端な馬場や展開にでもならへん限りは極端な穴狙いは避けた方が良さそう。血統でも普通にディープを筆頭に主流血統が目立つ。
エリキングは跳びが大きめで加速に時間が掛かるしコーナー加速も苦手。タイプ的に内回りでの内枠なんて百害あって一利なしで皐月賞は骨折明けやなくても妥当な結果。大箱に替わるダービーは条件好転と見て○印を打ったけど出遅れた上に直線外に出すのに手間取りながらもスローの展開で最後伸びて来て5着と能力と適性の高さは示した。今回も力は出せる条件で相手弱化やから普通にやれれば。ショウヘイはダービーでは内枠からコーナーでもロスを抑えつつ直線馬場の真ん中と完璧な立ち回りで3着。どちらかと言うと京都新聞杯みたいに気分良く外フリーで走らせた方が良いタイプで相手弱化、少頭数の今回も悪くはないけど完璧に乗られた後となるとどうしても人気が先行するタイミングやからね。主戦の川田騎手がエリキングの方に乗るのも気になるところ。ジョバンニは強い相手と走ってなかなか勝ち切れてへんけど立ち回りの上手さも兼ね備えた総合力の高い馬で世代上位の力があるのは間違いない。高いレベルでは尖った武器がないとも言えるけどダービーはレース前からテンションが高く掛かり気味になったのもあるからで適性自体に問題はななさそう。この3頭はどれもクロワデュノールの下の第2グループには属してる馬やから普通にやればこのメンバーでは頭1つ2つ抜けてると思う。正直穴を探すのはなかなか難しいなと。ライトトラックは白百合Sはハイペースを先行して2着やったセンツブラッドの方が内容は良かったし、新馬戦も含めてハイペースを差す競馬やからスローで後半要素が問われてどうかは未知数。アルマデオロは良血馬で人気になるんかもしれんけど現状速い脚を使える感じは全くないから高速馬場+スローで勝つイメージは湧かへん。強いて挙げるなら白百合Sで不利な内目を走らされて5着、同コースのゆきやなぎ賞ゲルチュタールの2着マイユニバースと強い相手にはしっかり負けてて勝つイメージはないけど長く脚を使えるデルアヴァーあたりを。