馬映画紹介その57「今日もどこかで馬は生まれる」
- カテゴリ:映画
- 2025/09/16 19:29:40
久々に馬映画紹介です。
ドキュメンタリー映画です。
競走馬が生まれてから亡くなるまでの間に、馬と関わっている様々な立場の人に取材して、お話を聞いています。DVDの紹介文から。
日本では年間約7,000頭ものサラブレッドが、
競走馬としての活躍を期待されて、この世に生を受ける。
しかし、デビュー後に活躍するのはごく少数で、
たった一度の勝利を手にすることなく、
競走生活を終える馬も、決して珍しくはない。
20年とも30年とも言われている、馬の一生。
競争生活よりも遥かに長いセカンドキャリア以降を
「生きる」ために必要なものとは、一体なんだろうか。
馬と共に生きる人々に聞いた。
人と馬の、これから。
楽しい映画ではないのですが、競馬を楽しんでいる多くの人が、
これを見て考えてくれたら嬉しいなあ、と思います。
映画の中で、馬だけを特別に考えるのはおかしい、とおっしゃった
生産者の方もいました。
(でもその方も、少しでも長生きできるよう願って育成しています)
もちろんその通り。私たちは、牛も豚も、食べるために作っています。
でも、それでも、考えたい。
元厩務員の方が、かつて担当していた馬が食肉になる寸前にそれを引き取り、
楽しそうに一緒に遊んでいる姿が印象的です。
考えさせてくれる映画です。
監督 平林健一
2019年公開。クラウドファンディングで製作費をを獲得して作られた作品です。