Nicotto Town


かきくけこのブログ。


名古屋の皆既月食と陰陽太極図

皆既月食の晩、九月七日の晩というか、九月8日の夜明け前というのか。皆既月食が観測できた。2025年の名古屋はよく晴れて、雲一つない夜空だった。赤黒い灰色の月が浮かんでいる夜空は、なんとも神秘的でした。現代だからああ、皆既月食だなって思いますが、太古の昔の人類はあんなのが娯楽の話題の中心になっていたんだろうなぁと自分が皆既月食見て面白いなと思う時、人類の祖先のわくわくが理解できる気がしました。



丸くて黒くて赤くて灰色の月から
 夜空にいつもいる月の色ではない、あの独特のおどろおどろしい色の月がいた。赤くて、灰色で、黒くて、夜空に怪しげな存在感。しかもその月はまん丸で、なんとも奇異で特殊で稀なるものを目の当たりにした気がしました。その特殊な色合いの月が、徐々に白光を取り戻していく。ダイヤの指輪が輝いているような、一番最初の端っこだけが光る月から、だんだんと影の部分が消えていき、明るい黄白色の輝きを増やしていく。月が半分陰って、半分輝いてる時なんて、普段の月と違っていて面白い。そして思った!私は!
 ああ、これぞ、陰陽太極図みたいだな~と。驚きながら発見してしまった。半分陰って、半分光る皆既月食の月を見て、陰陽太極図は月の皆既月食のダイナミックな変容、それを表していたのか…????と、色々と想像をかきたてられ、とてつもない中国何千年?(何年?)の歴史をうっかり垣間見てしまったような壮大な知的興奮で、なかなか眠れない夜を過ごしてしまった晩だった。太極図が皆既月食の赤黒い月から、元の美しい黄金色に戻っていく時の、過程の道のりを表していたのだとしたら……。道楽ものが満期になったらみんな満月になるってことか…???とか、ああもう、中国いつか行きたい…。面白すぎる…と、色々妄想をしては皆既月食の月をみて、中国を想う日だった。

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