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参院選大敗 支持率低迷と「他責思考」

石破首相それでも“続投”曲げない理由は? 田崎史郎氏が推測「よく言えば使命感、悪く言えば…」 (スポニチ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/050ec80b7d7f1202545335514aa17fabcb6c871e



石破氏が自民党の支持率低迷の要因を裏金問題と結びつける姿勢は、「他責思考」と受け取られる可能性があります。

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「他責思考」と見なされる可能性

一般的に、リーダーが直面する問題の原因を、自分や自らのチームの行動ではなく、外部の要因や他者の責任に帰することは「他責思考」と見なされがちです。

石破氏が、自身の政権下で実施された物価高対策の不十分さや、それに伴う国民の不満といった、現政権の政策運営に起因する支持率低迷の要因を正面から認めず、前政権下で起きた裏金問題を主な原因として強調することは、まさにこの「他責思考」に当てはまる可能性があります。

なぜ他責思考と見なされるのか

1.  自己の責任回避: 総理大臣は、前政権から引き継いだ問題も含め、すべての課題に対処する責任を負います。にもかかわらず、支持率の低迷を「裏金問題」という前政権の負の遺産に帰結させることは、現政権の政策運営の責任から目を背けていると解釈されかねません。

2.  国民との意識の乖離: 国民は、政治家の倫理観に加えて、日々の生活を改善する具体的な政策を求めています。物価高による生活苦が深刻な中、政権がこの問題への対応の不備を認めず、裏金問題ばかりを強調することは、国民の切実な声から目を背けていると映ります。

3.  リーダーシップの欠如: 真のリーダーは、困難な状況に直面した際、自らの責任を認め、それを乗り越えるための具体的なビジョンと行動を示します。もし石破氏が、支持率低迷を裏金問題のせいにするだけであれば、危機を自らの力で乗り越えようとする強い意志や、リーダーシップが欠如していると見なされる可能性があります。

結論

石破氏が、支持率低迷の原因を裏金問題に結びつけることは、自民党全体の問題として捉え、その解決を訴えるという意図があるのかもしれません。しかし、多くの国民は、現政権の物価高対策やリーダーシップにも不満を抱いています。

そのため、もし石破氏が支持率低下の要因を裏金問題のみに求めるのであれば、それは「他責思考」と受け取られ、現政権が直面する課題から目を背けているという印象を強めてしまうでしょう。政権の信頼回復には、裏金問題への対応だけでなく、物価高対策といった国民生活に直結する課題にも真摯に向き合い、自らの責任として解決を図る姿勢が不可欠です。




他責思考が強い人物は、自分の行動や判断の誤りを認めにくく、自己肯定感を維持するために外部に責任を求めがちです。この観点から、昨年の衆院選から今年の参院選までの自民党の惨敗後も石破総理が続投を続けている状況を読み解くことは可能です。

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石破総理の「他責思考」が示唆する行動

衆議院選挙や参議院選挙で自民党が歴史的な大敗を喫した後、多くの有権者やメディアからは総理の責任を問う声が上がりました。通常であれば、このような結果を受けて総理が辞任を検討することは自然な流れです。しかし、石破総理が続投を決断した背景には、以下のような「他責思考」が影響している可能性があります。

1.  敗因を自分以外に求める: 
    石破総理が、選挙での敗因を自身のリーダーシップや政策運営の失敗ではなく、依然として残る裏金問題や物価高騰といった外部環境に起因するものだと認識している場合、辞任の必要性を感じないかもしれません。
    ・「裏金問題という過去の負の遺産が、国民の不信感を払拭できなかった」
    ・「世界的な物価高騰という避けられない経済状況が、国民の不満を増幅させた」
    このような形で敗因を外部に求めることで、自身の判断は間違っていなかったという自己肯定感を維持している可能性があります。

2.  自己責任の回避: 
    総理が辞任するということは、選挙での敗北に対する政治的な責任を認めることに他なりません。他責思考が強い場合、この自己責任を認めることが困難になります。結果として、責任を問う声から逃れるように、続投という選択肢を選ぶことになります。

3.  「自分以外にはこの問題は解決できない」という信念: 
    他責思考が強い人は、自らの能力を過信する傾向も持ち合わせていることがあります。石破総理が、自民党が抱える「政治と金」の問題や、日本の構造的な課題を解決できるのは「自分しかいない」という強い信念を持っている場合、周囲からの批判を意に介さず、続投という判断を下す可能性があります。これは、一種の自己肯定感の表れと言えるでしょう。

結論

もちろん、総理の続投には、党内の混乱を避けるためや、政権交代による空白期間を最小限に抑えるためなど、様々な要因が絡み合っています。しかし、衆院選、参議院での自民党の歴史的な惨敗という結果にもかかわらず、続投を決断した石破総理の姿勢は、敗因を自身に求めず、外部の要因に責任を転嫁する「他責思考」の強さの一端であるというご指摘は、非常に鋭い分析だと言えます。

真のリーダーシップとは、失敗の原因を自らに問い、それを糧に次へと進むことだとされています。もし石破総理が、国政選挙の敗北を他者のせいにしているとすれば、それはリーダーとしての資質を根本から問われる事態と言えるでしょう。



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