Nicotto Town



殺し屋、やってます。

石持浅海さんの小説。

経営コンサルタントをやりつつ、
副業として650万円の報酬で殺しを請け負う。
依頼人との間に、連絡係を2人いれるため、
動機も知らず、ビジネスライクに人を殺す。

もと自衛隊員だったとか、
海外で傭兵をやっていたとかの過去があるでもなく(多分)、
どこにでもいそうな日本人が、なぜ人殺しを始めたのかは不明。
良心のないサイコパスというのでもなさそう。。

標的のスキを見つけたり、ひとりになるタイミングを探すため、
観察する間に、ちょっとした謎もといていく。
独身男性が紙おむつを買う理由とか、
わざわざ公園へ水筒の水を捨てに行く理由とか。

ほかの方のレビューを読んだら、650万円はリーズナブルと書かれてたけど。
650万円は大金だ。どうやってマネーロンダリングしてるのか気になる。
さいわい、650万円払ってもいい対象が自分にはいなくてよかった。
そもそもそのひとがいなくなっても、問題は解決しない。

連絡員2人いるために、殺し屋自身がターゲットになることもあるのが面白い。

#日記広場:小説/詩




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