1195番:さすらいの青春(2)
- カテゴリ:日記
- 2025/08/05 16:03:28
さすらいの青春(2)
————————【2】————————————
Nous habitions les bâtiments du Cours
Supérieur de Sainte-Agathe. Mon père,
que j'appelais M. Seurel, comme les
autres élèves, y dirigeait à la fois le
Cours Supérieur, où l'on préparait le
brevet d'instituteur, et le Cours Moyen.
Ma mère faisait la petite classe.
.————————(訳)————————————
私たちはこのサントアガットの上級クラスの
建物に住んでいた.父のことは他の生徒たち
と同じように、私はスーレル先生と呼んでい
ましたが父はここで教員(取得準備の)上級
コースと同時に中級コースを教えていた.母
は小さな子のクラスを受け持っていた.
.————————⦅語句⦆————————————
(略号:1単=1人称単数、etc)
bâtiments:(複) < bâtiment (m)
bâtiment:(m)建物、建築物
habitions:(直半過/1複)「住んでいた」
< habiter (自動詞)住む
appelais:(直半過/1単)「呼んでいた」
< appeler(他動詞)呼ぶ
dirigeait:(直半過/3単) < diriger
diriger:(他動詞)指揮する、
指導する
à la fois:同時に
y = à + 名詞.
ここでは à + サントアガットの学校
brevet:(m)免許状
le brevet d'instituteur 教員免許
—————≪半過去形について≫————————
半分だけ過去、というわけではありません.
間違いなく過去の描写です。英語で言うと、
過去進行形に似ています。少し違うのは、
過去の進行だけでなく、過去の習慣、状態、
回想など、過去の情景を描写する形です.
このあと説明する予定の複合過去形は過去
の一時点を述べるのに対比できます.例え
ば、服を着る、と言えば一時点だけの行為で、
服を着ている、といえば状態です.これが
過去になると、「服を着た」という過去の一
時点と、「服を着ていた」という過去の情景
との2通りの過去表現ができます.
この前者=「した」が複合過去.後者=
「~していた.~の状態だった」というとき
に半過去形を用いることになります.
ですからこの「半過去形」は、線過去ともよば
れています.対して「複合過去形」は、点過去
ともよばれています.日本語よりも、過去に対し
て区分をはっきりさせる言葉です.
ではなぜ、半分の「半」を用いるのか?それは
事の始まりはあっても、終結時点が示されない
から半分「半」を用いています.つまり「終り」
が示されない過去なのです.ですので、半過去
は「未完了過去」とも呼ばれます.
半過去形は、現在形の一人称複数形の語幹につぎ
の語尾をつけて作ります.
je ~ais ————— nous ~ ions
——エ ——————————イオン
tu ~ais vous ~iez
——エ————————— イエ
il ~ait ils ~aient
——エ———————————エ
【 appeler(やや不規則動詞)の現在活用 】
単数人称と三人称複数でl が重なり、ll となります.
j'appelle———— nous applons
ジャペール—— ヌーザプロン
tu appelles——— vous appelez
トゥ アペル—— ヴーザプレ
il appelle———— ils appellent
イラペル———— イルザペール