重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/07/28 19:50:11
今週末の重賞はアイビスSDとクイーンSの2つ。
【アイビスSD】新潟千直はもう誰でも知ってることやけど外枠有利。シンプルに使われてへん分だけ馬場が良いのとラチを頼ってまっすぐ走りやすいのが主な理由。例年開幕週に行われてたことで内枠の何頭かが内ラチ沿いを走って、それで好走した21年のバカラクイーンみたいな例もあるけど、2週目に移った今年は流石にその作戦は厳しいかもしれんね。あとは牝馬が優勢やけど性別云々というよりはスタートダッシュや加速までの早さに関わって来るから軽斤量が有利ってことやと思う。最後に日本で最も短い距離且つ日本一長い直線という特殊コースやから当然リピーターの好走は多い。まぁ、去年は1~3着までこのコース未経験で2,3着は斤量の重い馬と色々と異例な結果やったけど過去10年で最も遅い勝ち時計で単に低レベル戦やっただけかもしれん。血統で特徴的なのは父サンデー系が未だに未勝利なこと。目立つのはストームキャットやダンチヒらスピード型ノーザンダンサー系、スピード型ナスルーラ系、ミスプロ。
枠が出んことには何とも言えへんから雑感だけ。最重要ステップの韋駄天Sは内を中心に荒れまくってボロボロやった馬場に雨も加わって勝ち時計は55秒5とかなり遅い。今の高速馬場でどこまで参考になるか。ピューロマジックは現役屈指のスタートの速さとテンのダッシュ力のある馬で千直でも速さ負けする心配はなさそうではあるけど逃げて結果を出してきた馬だけに逃げられへんかった時にどうかってのはある。去年はともかく千直未経験の上位人気馬を中心視するのは怖い。テイエムスパーダは去年のアイビスSD3着、前走韋駄天S1着でそれぞれ斤量57キロ、56キロと背負っての好走やから適性が高いのは間違いない。気になるのは2戦とも走破時計が55秒台半ばで高速決着になった時にどうかやね。まぁ、去年より1キロ軽い斤量で出られるのは良い。カフジテトラゴンはこのコース4戦全て2着とコース巧者。ただその内3戦で8枠、残り1戦も5枠と枠に恵まれた感もあってそれで勝ち切れてへんのはどうなんやろって気も。キズナ産駒で父サンデー系でもある。カルロヴェローチェは久々に勝った前走は展開に恵まれた感が強くて評価はしにくいけど掛かる面が強い馬で祖母シーイズトウショウは短距離で活躍した馬やからこの条件がプラスに出る可能性はあるんかなと。穴も枠次第にはなるけどまずは去年の勝ち馬モズメイメイ。まぁ、時計が遅かっただけにどこまで評価出来るかやけど去年この時期苦手やった馬群も克服して3戦続けて重賞好走したようにこの時期は得意やし、近年千直のスペシャリストらしい馬もあんまり出て来てへんからね。シンプルにリピーター狙いが正解でしたってなる気も。そういう意味では去年59キロを背負って2着のウイングレイテストも無視はしにくい。もう8歳で高速決着に対応出来るかもわからんけどこれも去年より1キロ軽い58キロで出られるしね。最後にスコーピオン。千直の持ち時計はメンバー中2位タイでその時は決して高速馬場やったわけではなく斤量も57キロを背負ってたことを考えれば優秀。