一期一会
- カテゴリ:日記
- 2025/07/26 22:59:03
何年振りに走るから、
お気に入りの革ジャン着て、自分もバイクもならし運転。
昔よく走りに行ったツーリングコースに出る。
リスクの高い乗り物だから神経を集中させる。
右手はブレーキとアクセル、
左手はクラッチレバー、
右足はリアブレーキ、
左足はシフトペダル、
腕の力を抜いて、
太ももでタンクを挟み、
眼は情報を集め、
身体で風を感じる。
走ること以外は何も考えない。
山を越え、トンネルくぐり、橋を渡り、
そして、迫りくる絶景の中を相棒に乗って走る。
やっぱりバイクはいいな。
帰りに、雨量が多いと沈んでしまう沈下橋の手前で休憩。
そこにワンボックスの車が来て、
おばあちゃん4人と職員さん3人降りてきた。
沈下橋で記念撮影しようとしていたので、
職員さんに自分が撮りますからと声を掛け、
数枚撮ってカメラを返すと、
お兄ちゃんもバイクと一緒に撮りますよと言われ、
なんか恥ずかしくて、断ったのだけど、
押し切られて撮る事にしたのだが、
だったら、みんなで撮ろうっと、
おばあちゃん達のいる方にバイクを移動させて、
みんなで記念撮影。
目の悪いおばあちゃんがバイクに触りたいというので、
エンジンは熱いので、ここならいいですよと、
タンクをペタペタ触ってくれました。
職員さん、凄くお礼言ってくれて、バイク、カッコいいです。
この先、湖とダムがあり景色いいですよ。
是非、行って下さいと教えてくれたのだが、
その帰りとは言えなかった。(笑)
職員さん、おばあちゃん達、いたく感激してくれたみたいで、
帰りにお互い頭を下げ、車に乗り込む時に、
車イスのおばあちゃんが泣きそうな顔をして、
「一期一会やね。」と言って「さようなら。」をした。
本当にそうですね。
施設で、この話しで盛り上がったのだろうか?
ちょっと照れ臭いけど、
自分と相棒とみんなで撮った写真は思い出になったかな?
おばあちゃん、長生きしてくださいね。