Nicotto Town


アザミのつぶやき


Flow

ラトビアのアニメーション作家、ギンツ・ジルバルディス監督の長編第2作の「Flow」を見ました。前作「Away」も面白かったのですが、あちらはなんか映像は美しいんだけど、なんか不気味な感じもあって、グイグイ引っ張られて釈然としないままに終わってしまって、「な、なんだったんだよ、こりゃー」というようなものがのこってしまったのですが、今回のはすごいです。


2025年のアメリカのアカデミー賞の長編アニメーション賞をとって、その他にも世界各地の映画祭で賞を取っているだけのことはあります。
ちゃんと物語がしっかり練れていて、ほのぼの、スリル、ミステリ、驚き、ハラハラドキドキ、全部あって、それなのに一切セリフがなく、世界のどこの人が見ても、感動できて、納得させられてしまうという「凄さ」があります。

物語はあるんですが、あちこちに謎とミステリは、沢山埋め込まれたままで、謎解きはされていないので、「解釈」は、とっても様々です。製菓のいろんな文化に属する人によって、すごくいろんな解釈があるだろうと思います。宗教的なのとか、SF的なのとか、…いろんな解釈を許容しつつそれを全部飲み込んでしまいそうな太っ腹な作品です。SF黙示録的な作品かな。

自然豊かな中での物語で、草花、木々の緑は目に優しいです。AmazonPrimeで見れます。かなり、強くおすすめです。アニメーション映画ですが、ヤングアダルト以上の年齢向きで、お子様向きではありません。たぶん飽きちゃいます。

★★★★

#日記広場:映画




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