夏越の祓
- カテゴリ：人生
- 2025/06/30 00:22:17
こんばんは！３０日（月）は、
北日本では雲が多く、雨の降る所があるでしょう。
その他の地域は広い範囲で晴れますが、
午後を中心に所によりにわか雨や雷雨がありそうです。
【夏越の祓】 なごしのはらえ
☆「夏越の祓」は、毎年６月３０日に全国の神社で行われる日本の伝統行事です。
＜概要＞
〇夏越の祓
毎年６月、神社では「夏越の祓」と呼ばれる神事が行われます。
半年間の罪や穢（けが）れを祓い、
残り半年の無病息災を願うこの神事は、古くから日本に根付いた大切な風習です。
＠夏越の祓
大祓（おおはらえ）という神事の一つで、
１２月３１日に行われる「年越しの祓（としこしのはらえ）と、
対を成しています。
★年越しの祓
毎年１２月３１日の大晦日に行われる神事で、
過去一年間の罪や穢れを清める為の儀式です。
この儀式は心身を浄化し、
清らかな気持ちで新年を迎えることを目的としています。
大祓は年に２回行われ、６月にも「夏越の祓」が実施されますが、
年越しの大祓は、新年を迎える為の重要な行事とされています。
□実施方法
◆人形（ひとがた）の作成
自分の名前や年齢を書いた人形を用意します。
この人形は、自分の穢れや罪を移す為のものです。
◇浄化の儀式
人形を川や海に流すことで、穢れを清める儀式が行われます。
これにより、過去の過ちをリセットし、
新たなスタートを切ることが出来ると信じられています。
◆神社での参加
近くの神社で年越しの大祓が行われている場合は、
参加することが推奨されています。
神社によっては、特別な儀式や祝詞（のりと）が、
唱えられることがあります。
□歴史と背景
年越しの祓は古くから行われてきた儀式であり、
「古事記」にもその記述が見られます。
平安時代から続くこの行事は、
明治時代に再び国民の行事として復活しました。
この儀式は個人の穢れを清めるだけではなく、
社会全体の穢れを祓う力も持っているとされています。
古代から人々は日々の生活の中で、
意図せずとも罪や穢れを身につけてしまうと考えられてきました。
これらの罪や穢れは災いや病気の原因となるとされ、
定期的に祓い清める必要がありました。
夏越の祓は半年間の区切りに心身を清浄にし、
新たな気持ちで次の半年を迎える為の大切な儀式です。
多くの神社では境内に大きな茅の輪（ちのわ）が設けられ、
人々がこの輪を潜（くぐ）り抜ける「茅の輪潜り」が行われます。
又、人の形に切り抜いた紙「形代（かたしろ）」に、
自分の名前や年齢を書き、息を吹きかけて罪や穢れを移し、
川や海に流す「人形流し（ひとがたながし）」も広く行われています。
＠夏越の祓の由来と起源
夏越の祓の起源は、古代の神道に遡（さかのぼ）ると考えられています。
★具体的な記録は「日本書紀」に記述がある
具体的な記録としては、
平安時代に編纂（へんさん）された歴史書「日本書紀」に、
大祓の儀式に関する記述が見られます。
当時、疫病や災害が頻繁に発生し、
それらは人々の罪や穢れが原因であると考えられていました。
その為、天皇を中心として、
国民全体の罪や穢れを祓う大規模な儀式が執り行われるようになりました。
この大祓の儀式が時代とともに庶民の間にも広まり、
それぞれの地域や神社で独自の形を取りながら受け継がれてきました。
特に、夏に行われる大祓は、農作物の収穫期を前に、
病害虫の発生を防ぎ、豊作を祈願する意味合いも持っていました。
現在のような形で夏越の祓が行われるようになったのは、
鎌倉時代以降といわれています。
茅の輪潜りや人形流しといった具体的な作法が確立し、
広く一般の人々に浸透していきました。
これらの作法は目に見えない罪や穢れを具体的な形に移して、
それを祓い去ることで、人々の不安を取り除く役割を果たしてきました。
＠茅の輪潜りの由来とその作法
夏越の祓の象徴といえるのが、境内に設置される大きな「茅の輪」です。
茅（かや）という植物で作られたこの輪を潜り抜けることで、
身についた罪や穢れが払われるとされています。
☆茅
古くから屋根材や飼肥料等に利用されてきた、
イネ科或いはイネ科及びカヤツリグサ科の草本の総称です。
カヤと呼ばれるのは細長い葉と茎を地上から立てる一部の有用草本植物で、
代表種にチガヤやスゲ、ススキがあります。
茅は、古来より神聖な植物として扱われてきました。
強い生命力を持ちまして、邪気を払う力があると信じられていた為、
神事や祭礼に用いられることが多かったです。
★茅の輪の起源
諸説ありますが、
一説には素戔嗚尊（すさのおのみこと）様が旅の途中で一夜の宿を求めた際、
貧しいながらも親切にもてなした蘇民将来（そみんしょうらい）さんに、
疫病が流行した際に茅の輪を腰に付けていれば、
災いを免（まぬか）れると教えたという神話が由来とされています。
☆茅の輪潜りの作法
＊神社によって若干異なる場合があります
１、一礼 ：まず、茅の輪の前で軽く頭を下げます。
２、左回り ：茅の輪を左回りに潜り抜けます。
この時、心の中で「蘇民将来」と唱える地域もあります。
３、正面に戻る：輪を潜り終えたら、正面に戻ります。
４、右回り ：次に、茅の輪を右回りに潜り抜けます。
５、正面に戻る：再び正面に戻ります。
６、左回り ：もう一度、茅の輪を左回りに潜り抜けます。
７、正面で一礼：最後に正面で深く頭を下げ、
感謝の気持ちを込めて山道を歩き、拝殿へと進みます。
この一連の動作を三度繰り返すのが基本です。
八の字を描くように区振り抜ける、
無限大の記号（∞）を描くように潜り抜ける等、
地域や神社によって、作法に違いが見られることもあります。
問題 夏越の祓では茅の輪潜りと並んで、
「人形」を用いたお祓いも重要な儀式です。
人形とは人の形に切り抜いた紙のことで「形代」とも呼ばれます。
人形の由来も古く、
古代の人々が病気や災いを自分の身代わりとなるものに移しまして、
それを祓い去るという信仰に根差しています。
平安時代には貴族の間で病気や災厄を移した人形を、
川に流す儀式が行われていた記録が残っています。
夏越の祓における人形を用いたお祓いの作法についてですが、
次の文章の？？？に入る言葉を教えてください。
１、人形を受け取る ２、氏名・年齢を記入
３、息を吹きかける ４、病気の箇所を？？？
５、神社に収める・川や海に流す
１、叩く
２、撫でる
３、押す
ヒント・・・〇？？？
怪我や病気等の処置をする医療行為を「手当て」といいます。
言葉の由来は諸説ありますが、
「手を当てる」ことによって得られる、
癒し効果が原点という説もあります。
＠オキシトシン
人の脳で合成され、分泌されるホルモンで、
皮膚刺激は安らぎを与え、ストレスを緩和する働きがあります。
お分かりの方は数字もしくは？？？に入る言葉をよろしくお願いします。
