美味さで選ぶか栄養面で選ぶか
- カテゴリ:日記
- 2025/06/09 19:55:08
最近は、コメを選ぶ基準が美味さにこだわっている気がするが、玄米を上白で精米して食べれば多少古くても糠の古米臭は消えるので不味いとは感じない。ただ上白に米をつくと一番栄養のある胚芽や糠が削ぎ落されるので、栄養面を考えると劣ることになる。自分は新米(2024年産)も食べているが、古米は上白でも新米は8分づきにしている。だから明らかに新米と言えども古米より不味く感じるが、食べ過ぎも抑えることが出来るので、栄養が摂取出来てダイエットにもなるため、米の精米には気を使うのである。まぁどう精米して食べようが自由ではあるが。
今週は、西から順に梅雨入りとなるだろうが、今の時期は雑草が急に伸び始めるので、草取りが大変である。昨年は、畑の雑草を伸び放題にしておいたら、隣の住宅の庭にマムシが出てきたと通報されてしまったので、今日から早朝5時に畑2か所の草刈りを始めた。もちろん早朝なので草刈り機が使えないので、釜を使って草刈りを行っているが、1日かけても終わる広さではないので、毎日1時間だけ行うことにした。
そして朝食であるが、缶ビールを飲みたいところであるが、まだ仕事なので我慢して、畑にあったタラの芽の葉を取ってきて、アウトドアで天ぷらにして朝食を摂った。やはり取りたては、何でも美味い。
さて朝食の後は、畑の植え付けた苗に水遣りだ、そして残った苗の植え付けの続きもやらなければならない。今日も太陽がぎらぎらと出てきてしまって暑いのだが、早く梅雨入りしてくれたほうが作業はやり易い。
さて相変わらず、備蓄米ネタが記事では賑わっているが、地元のスーパーには安い備蓄米は来ないので、噂も立たないほどである。いずれにせよ、消費者も生産者もコメの価格で妥協できるのは3,000円台と考えるが、今の農業従事者は高齢の親から子どもに実権が移ってきているので、JAに出荷する価格より高く大手業者に売り渡す農家が多くなってきている。JAに不満を言う人も多いだろうが、それ以上に高値で買い占める業者がいるから、流通米が高くなるのは当然だろう。安い古米を売り出したところで、高くても新米を食べたい消費者も多いから、高いコメでも美味いコメなら売れていくと考える。
備蓄米に関しては、政府が価格をいくらにしようが勝手であるが、農家が生産した新米の価格を決めることは出来ない。自由競争の世界で価格は需要と供給のバランスで決まるが、将来を考えれば供給は大幅に減少する可能性が潜んでいる。
今の政府は、備蓄米から輸入米を大量投入して流通価格を抑えようとしているが、消費者は美味いコメか安いコメかどちらかを選ぶことになるので、コメの二極化が進むのではないだろうか。ここで問題は、コメ価格を下げるために備蓄米放出から輸入米入荷を推進したところで本当にコメ価格が下がるのだろうか。まして輸入米の緊急入荷なんかしたらどんなコメが入って来るか分からない。たぶん備蓄米を放出してもコメ価格は思ったほど下がらないだろうし、輸入米もエンドレスで輸入することも出来ないから、総体的にコメ価格が期待するほど下がるとは思えない。もし銘柄米が下落するようなことがあれば、農家は米を作らなくなるだろう。
ところで、ここにきてコメが安いと言い始めた農家の変化は何だろうか。今までは高齢者の親がコメは安いものだと思いながら、JAに出荷するしか販売方法がなかった。昔からコメで生活は出来ないから、日雇い仕事やパートなど空いた時間を使って生活費を稼いでいた。もちろん兼業農家だから、当たり前だと思って質素に暮らしてきたが、世代が代わって今の子どもたちは儲からない農業ってどこかおかしいと気付いたのだろう。だからJAに出荷するのを止めて大手民間業者に売り渡す農家が多くなったと思われるので、自然に取引価格が上昇することは歴然としている。これを備蓄米で下げようなんて所詮不可能だ。将来を見渡せばコメ農家が激減することが明白だからである。大規模大型機械化で効率を良くすると言っても、高齢者に大型機械は運転できない、子どもが後継ぎをするならまだ良いが、皆会社員になっているから米作りなど簡単に出来ない、そのうえ高温障害やカメムシ被害など気象に関わる悪影響も馬鹿に出来ないから、生産者減少が将来の深刻な事態になる。現時点では様々な不安要素が考えられるので、取引業者も自己防衛のため新米の収穫高が出て来るまでは、自己備蓄米を手放すには慎重であると考える。
今日の昼食は、時間通りに摂れたので休憩していたら喉が渇き、近くの自動販売機で夏らしくパインソーダなるものを買ってみた。よくラベルを見ると無果汁とある、成分は果糖ぶどう糖、香料などと書いてあり、ラベルのパインの写真はイメージとも書いてある。いったいどうなってんねん、急に飲みたくなくなったので、缶に半分残っていたが街路樹の根元に捨てて、缶コーヒーを買い直した。何事も安いだけで買ってはいけませんね。
さて今日は、国会中継を観てしまったが、農水大臣が輸入米の入荷に舵を切ったかのように野党に追及されていたが、さすがに輸入米は緊急用に使う手段であって、平常時に輸入米を増加させれば、黙っている人はいないだろう。ただこの収穫前の時期にいくら輸入米を増やしても消費者は喜ぶが、コメ全般の価格が下がるとは思えない。なぜなら海外にも時期的に余っている米があるのだろうかと考えるからだ。無理に輸入すれば粗悪品が入ってくる可能性もある。だから取引業者はつなぎ在庫を確保せざるを得ないので、市場にコメが大量に流通するとは考えていないだろう。これからは、減反政策で在庫をコントロールしようとするのは、需要の変動要素が多すぎて不可能だと考える。新たな発想が必要だろう。
ところで今夜も地元スーパーを覗いたら、コメ棚には高いブレンド米が山積みになっていた、おそらく買った人はほとんどいないと思われる。だが店長、安くしてくれるのか、たぶん値下げは状況から見ても出来ないと考える。途中で突然値下げをすれば不公平感が生まれてしまうので、クレームの的になるからだ。とりあえず銘柄米は閉まっておき、ブレンド米が片付くのを待つしかないだろう。
今夜から梅雨前線の北上で太平洋側では、激しい雨が降るところもありそうだ。地球温暖化により梅雨の雨は昔のようにしとしと降る雨ではなくなった。急に雷雨になる可能性もあるので、土砂崩れや河川の氾濫など予期せぬことが起きることも考えておく必要がある。
今夜は、梅干づくりを始めて2日目の夜になるが、梅を小まめに攪拌しようと思っているので目の前にあるが、梅の香りがしてきてついついご飯が進んでしまうのである。通常なら重いガラス瓶で梅を漬けるのだが、今回は4リットルペットボトルを使って梅干を作っている。なぜなら軽くて攪拌しやすいのだ。また梅の浸かり具合も確認できるので、最高級の白加賀と南高梅のブレンド梅干が出来るはずだ。
今夜の太平洋高気圧の縁は、九州、四国、近畿まで達しているが、東海は間もなく、関東は週末くらいに梅雨に入るのではなかろうか。いずれにせよ、北海道と東北の北部を除き、雨雲に覆われているので、しばらく愚図つく天候になるだろう。